2019年~2020年の著作・制作物

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2019年・2020年の著作・制作物

本学教職員の所属・職位は発行当時のものです。

 

ポストコロナ期を生きるきみたちへ

内田樹 編
三砂ちづる(多文化・国際協力学科教授) ほか 共著

10代のきみに向けて、5世代20名の識者が伝える
知的刺激と希望に満ちたメッセージ集

コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などを「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層の一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。私たちは今、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点にいる。この「歴史的転換点」以後を生きる中高生たちに向けて、5つの世代20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたメッセージ集。

インディゴをさがして

クララ キヨコ・クマガイ 著
早川敦子(英語英文学科教授) 訳

色に話しかけ、色を誘い出すことのできる不思議な力を持った、インディゴという名の少女。王の命令で、彼女はまだ名前がない最後の色を探しに…。
インディゴの色を探す旅は、素晴らしい色の世界の奇跡と豊かさを気づかせてくれます。
本学の非常勤講師でもあるアイルランドの作家クララ・クマガイが、染色家人間国宝の志村ふくみの「藍色」にインスピレーションを得て生み出した地球と私たちの「色の命の物語」。
本学の英語英文学科翻訳プログラムの学生たちも関わっての翻訳出版です。

親子のきずなが深まる おむつなし育児

三砂ちづる(多文化・国際協力学科教授) 著

 
 「おむつなし育児」は、赤ちゃんができるだけおむつの外で、気持ちよく排泄できるようにする育児法。赤ちゃんの排泄に十分に意識を向けることで、お母さんは赤ちゃんはかわいいと思えるようになり、赤ちゃんはお母さんへの信頼が深まる。ひいては、親子のきずなが深まる。小手先のしつけより、どんな世の中でも生きていける、落ち着いた子が育つ! よいことだらけのおむつなし育児。その基本となる考え方とノウハウを、著者・三砂ちづるが、丁寧に、語りかけます。章ごとのエッセイは、ママになるという人生の豊穣と、子どもへの深い愛情が感じられる内容。今回の改訂では、「おむつなし育児アドバイザー」の指導を行っている和田智代氏が、保育園や幼稚園ではじめるときのコツを伝授。「仕事をしているから続けられない」というお母さんの声にこたえて、方法を伝えます。じつは簡単! トイトレを親子で楽しく!!

少女のための海外の話

三砂ちづる(多文化・国際協力学科教授) 著

留学や海外で働く夢をもつ女子へ。途上国の国際プロジェクトで実績を積み、現在は女子大で国際協力を教える著者が、豊富な経験をもとに海外で働く魅力を伝える。海外生活で一番大切なことは自炊力である、外国語が上達した時の裏話、危険を察知する力を国内でもみがいておく、パンデミック下での覚悟など、先進国も途上国も知る海外通ならではの情報が満載。帰国子女でもなく普通の公立校出身でも、国際的に活躍する進路も解説。中高・大学生から、親子で読むのもおすすめの「少女のための」シリーズ第2弾。

Handbook on Gender in Asia

Shirlena Huang , Kanchana N. Ruwanpura 編集
伊藤るり(総合政策学科教授)、森川美絵(総合政策学科教授) ほか共著

 
The Handbook on Gender in Asia critically examines, through a gender perspective, five broad themes of significance to Asia: the ‘Theory and Practice’ of researching in Asia; ‘Gender, Ageing and Health’; ‘Gender and Labour’; ‘Gendered Migrations and Mobilities’; and ‘Gender at the Margins’. With each chapter providing an overview of the key intellectual developments on the issue under discussion, as well as empirical examples to examine how the Asian case sheds light on these debates, this collection will be an invaluable reference for scholars of gender and Asia.

自分と他人の許し方、あるいは愛し方

三砂ちづる(多文化・国際協力学科教授) 著

女性が歳を重ねて生きる、それは「喜び」のほかない。
恋愛、結婚、出産、更年期…
今ではほとんど語られなくなった、人類の深い知恵をもう一度。
  • 男と女が、結婚や性愛を超えて、人生を見届け合う関係
  • 社会活躍や恋愛や家族を超える、「献身」の幸せ
  • からだの快を喜び、不快をはっきり伝える矜持
  • 子どもに許されることと、親を許すこと
  • 病気の友人や故人への想いを託す言葉を見つけること…etc.
酸い甘い、古今東西、人の生き死に。
越境する思考が、先が見えない時代の足元を照らす。

時間

エヴァ・ホフマン著
早川敦子(英語英文学科教授) 監訳

〈私たちは驚くほど時間的な生き物である。身体そのものがタイマーであり、精神と五感を通して時間を内面化し、内側から時間に構造を与える。それ以上に重要なのは、時間は意味と不可分だということだ。なぜなら時間は、人間に意味をもたらすための基本的な媒体であり条件だからだ。あらゆる実存的な問いの根源には、時間の有限性がある。人間は死の宿命の地平をどう乗り越えるか考え、自分自身の終末を認識しつつも、それに対抗する問いを立てる。限りある人生にどのような意味があるのか、そこから何を導きだせるのかと〉

生物学、文学、哲学、精神分析などジャンルを横断しながら、時間に対する万能感と人間的な時間への軽視に警鐘を鳴らし、ポストヒューマンの時代、テクノロジーとAIの時代に、人間はどう生きるべきかを問いかける、根底的かつアクチュアルな書。

家事労働の国際社会学
ディーセント・ワークを求めて

伊藤るり(総合政策学科教授) 編著

ケアをめぐる越境的連鎖、グローバル・ケア・チェーンの考察には、移民政策およびローカルな家事労働者の処遇、社会のジェンダー観、当事者による組織化の歴史といった諸条件の検討が不可欠だ。ILOが有償家事労働を「労働」として認めるに至った経緯を把握し、日本の進路を探るための先端的研究書。

微笑む言葉、舞い落ちる散文
ローベルト・ヴァルザー論

新本史斉(国際関係学科教授) 著

 
なぜ、ヴァルザーはかくも重要なのか? — 20年以上にわたるヴァルザー作品の読解を通じて、今、この問いに答える。カフカ、ムージル、ベンヤミンからゼーバルト、クッツェー、アガンベンに至るまで、数多くの作家、思想家に愛され続けてきた作家ヴァルザーの文学的闘いの足取りを多様な分析方法で浮かびあがらせる。

異文化理解ワークショップ
〈トム・ソーヤ〉を遊ぶ
楽しく創造的な学びをめざして

武田富美子・吉田真理子(英語英文学科教授) 編著


『トム・ソーヤの冒険』の世界から生まれる、主体的・対話的な深い学び!

異文化理解、そして「持続可能な社会の担い手」を育てるための、学びのあり方──
さまざまな遊びやドラマの方法を採り入れた、能動的で楽しいワークショップ型の学びの場。
教員や教員を目指す学生を対象として実施したワークショップの詳細な記録を軸に、今こそ求められる新しい学びのあり方をわかりやすく示す。
「主体的・対話的で深い学び」は、どのように実現できるのか。
魅力的な題材『トム・ソーヤの冒険』をもとに、著者二人が開拓したユニークなプログラムによる遊び心に満ちたワークショップを詳細に報告。
プログラム開拓の過程の報告とあわせて、今日の教育に求められる学びのあり方を示す。
楽しく深く学ぶ授業をつくるヒントや、教員研修のあり方を考えるヒントがつまった、活力あふれる意欲的な教育書。

映画のなかの「北欧」
その虚像と実像

村井誠人、大島美穂(総合政策学科教授)、佐藤睦朗、吉武信彦 編著

スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランド、ノルウェー……、
北極海からバルト諸国を含めた地域として知られる「北欧」。
福祉に限らず、歴史、政治、経済、環境、産業デザイン、教育、文学、音楽、絵画など幅広い分野に広がる北欧の“虚像と実像”に迫る。
37名の筆者が60本以上の北欧の映画を、〈ストーリー〉・〈作品の背景と現実〉・〈さらに興味のある人に〉の観点から幅広く紹介!
◉掲載映画詳細データ付!

〈情弱〉の社会学

柴田 邦臣(国際関係学科准教授)著

つながりすぎの時代のつながれない私たち。
仕事からヘルスケアまで、生活のあらゆる局面にディバイスが浸透し、常時接続(つながりっぱなし)に疲弊する人びと。一方で、障害者の不如意の身体機能を拡張させ、「できない」を「できる」に変えるまったく新しいテクノロジー。高度情報化社会における「強者」、はたまた「弱者」とは、本当のところ誰なのか。従来の〈情弱〉概念を錯乱させ、現代社会を生き抜くための技法を構想する試み。

社会のためのデモクラシー
ヨーロッパの社会民主主義と福祉国家

小川 有美 編著, 宮本 太郎 著, 水島 治郎 著, 網谷 龍介(国際関係学科教授) 著, 杉田 敦 著

篠原一先生指導の認定NPO法人かわさき市民アカデミーで開講された政治・社会講座、連続講義の書籍版!
ワーク・ライフ・バランスの進んだオランダ、性別や障害による不平等を作らない北欧、経済だけでなく生活の質や環境の先進国でもあるドイツ。
そのようなイメージを持つこれらのヨーロッパ諸国に共通にみられるのは、社会民主主義の政治の存在感です。

ところが戦後のヨーロッパ福祉国家をリードした社会民主主義は、今日のグローバル化の中で国際競争、財政危機、資本と人の移動(移民)によって大きく揺さぶられています。
それでも社会民主主義政党は依然として、多くのヨーロッパ諸国の二大政党の一角として責任を担っています。
このヨーロッパの経験——そこには理想的なサクセスストーリーだけではなく、難題やジレンマがあることでしょう——から日本が学べることは何でしょうか。——(「まえがき」より)

スモンスモン

ソーニャ・ダノウスキ 文・絵
新本 史斉(国際関係学科教授)訳

ゴンゴン星にすむスモンスモンは、トントンにのってロンロンの実をもぎに出かけます。ところが、ゾンゾンに落ちてしまって、さあ大変!助けてくれたのはクロンクロンたちでした。オノマトペで名付けられた生きものたちが、つつましやかに助けあう世界。奇妙で愛らしくて、一度見たら忘れられない絵本です。

殖民地官僚政治史
朝鮮、臺灣總督府與日本帝國
上(制度編)・中(人材編)・下巻(構造編)

岡本真希子(国際関係学科准教授)著
郭婷玉・ 江永博・ 王敬翔 訳

中文翻訳版を、制度編・人事編・構造編の3冊として出版。日本統治期における朝鮮総督府・台湾総督府の厖大な植民地官僚群を検討。

女性・スポーツ大事典
子どもから大人まで課題解決に役立つ

エレン・J・スタウロウスキー 編著
宮下充正 日本語版監修
井上則子(国際関係学科教授)/山田ゆかり 監訳

本書は、女性スポーツの歴史、女性特有の生理学はもとより、性の問題、様々なハラスメント、加齢、障がい者スポーツ、学校や組織、さらには政治の場での女性の役割など、女性とスポーツに関わるあらゆる問題に切り込んだ、五輪ホスト国として必読の1冊です。また、サッカーのアメリカ代表選手だったアビー・ワンバックや、テニスのセリーナ・ウィリアムズなど、著名選手の赤裸々なエピソードやインタビューなども数多く掲載され、興味深い内容となっています。

国際刑事裁判の政治学
平和と正義をめぐるディレンマ

下谷内 奈緒(国際関係学科講師) 著

国際社会に「正義」を打ち立てる国際刑事裁判は、民主化や紛争終結といった「平和」の創造に寄与するのか、それとも阻害するのか.理論的考察と事例研究を通じて、平和と正義のディレンマの政治構造を解明する画期的研究。

戦後民主主義の青写真
ヨーロッパにおける統合とデモクラシー

網谷 龍介(国際関係学科教授)、上原 良子、中田 瑞穂 編著

第二次大戦後のヨーロッパにおいて、デモクラシーはどのようなものとして構想されていたのか。戦後民主主義の原型を探る。

※2018年度津田塾大学特別研究費出版助成を受けました。

大学におけるライティング支援
どのように<書く力>を伸ばすか

関西大学ライティングラボ、津田塾大学ライティングセンター編

<考え、表現し、発信する>総合的知的能力育成に向けたライティング支援ー津田塾大学と関西大学による5年間の連携でみえた成果と課題ー
ライティングセンターの導入が各大学に広がってはいるものの、多くは小規模に留まり、制度自体がすでに形骸化している大学さえある。そのような中、津田塾大学と関西大学は2012年から2016年にわたる連携的・継続的なライティング支援に取組んだ。本書は、情報リテラシーや読解力、論理的思考能力をも含めた総合的な<書く力>の育成のためのライティング支援体制を目指した2大学の全学的取組みと、そこでの試行錯誤を余すことなく記述した一冊である。


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