多文化・国際協力学科 授業紹介

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医療人類学

健康や病気を
新しいフィルターでとらえ直す

私達は病気をすると病院へ行って医師に診てもらいます。そのため健康や病気の問題は(近代)医学の専門領域だと思われているかもしれません。しかし、健康、病気、死、性などをどうとらえ、行動するかは、人びとが世界をどのように認知し解釈するかという「文化のレンズ」と密接な関係があります。また、政治、経済、社会的要因も私たちの健康に大きな影響を与えています。
この授業ではさまざまな事例を通じて、人間の健康や病気の生物学的及び社会的文化側面の両面から考察します。





国際社会学

グローバル化する社会の
民族問題を考える

国際社会学はグローバル化する世界において、一国内の社会が多文化化したり、ヒトやモノが国境を越えて移動することによって生じる現象を分析する学問です。国民国家の枠を越える越境的なプロセスや、国民社会が人の国際移動やマイノリティの復興運動によって多文化化している状況を対象としています。授業では、まずエスニシティやナショナリズムの基本的な考え方や概念を理解することを目指します。そして、排外主義やジェンダーとナショナリズムなど、現代社会における民族問題のあり方について考え、身近な問題について理論を使って批判的に考えることを試みます。さらに先住民族や移民など、現代社会における「マイノリティ」と呼ばれる人びとの視点から世界を捉え直します。

 


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