国際関係学科 コース紹介

  1. HOME
  2. 学部・大学院
  3. 国際関係学科 コース紹介

グローバルな課題へのアプローチとして3つのコースを用意しています。社会科学を軸に世界におけるさまざまな課題の構造を分析するグローバル・国際関係コース、人文科学を軸に世界が動く場、世界を動かす場としての「境界」から世界を読み解く地域・文化コース、グローバルな課題の最前線としての現代日本に歴史・社会・思想などから多角的に迫る国際日本コースがあります

  • 国際関係学科では全員が卒業論文を執筆します。自分の関心を掘り下げて論文にすることには、4年間の成果が形になるという知的な達成感があります。
  • どのコースを選択しても、関心に応じて他のコースの科目を自由に履修することができます。
  • 研究の対象は、さまざまな分野や課題、国や地域に及んでいます。多様な対象に分け入るための手法を、基幹科目を中心に各コースの学修で身につけます。

グローバル・国際関係コース

地球的課題に世界はどう取り組んでいくか

環境問題、貧困、国境を越えたテロなど地球規模の課題があります。国と国、政府と企業、援助側と被援助側が解決に向けて協力するための鍵は何でしょうか。相手の理解・尊重では足りません。1万近くの核弾頭を保有する超大国と人口1万未満の小国家。一度に5,000億円もの寄付を行うスーパーリッチ企業家と高い乳児死亡率に悩む国。平等を好む社会と自由を求める市民。不平等で、歴史や価値観も異なるこの世界で課題に取り組むには、その原因や協力の条件を筋道立てて考えることが必要です。このコースは経済学、政治学、法学といった社会科学の視点を軸に、グローバルな問題への取り組み方を考えます。

地域・文化コース

古今東西の人間の営みを現場の目線で分析

グローバル化に伴い生じる地球規模の課題にも、それが起こっている「場」が必ずあります。ヨーロッパ社会のただ中に平行して存在する移民社会、同時多発的に観察されるトランプ現象、英語で創作するカズオ・イシグロなど、そうした「場」を取り巻く状況は想像以上に複雑で多様で、意外性に満ちています。かつてない規模で人の移動と電子的コミュニケーションが実現した現在、異なる文化的背景をもつ他者の理解がこれまで以上に求められることでしょう。このコースでは、語学・文学・歴史学など人文学の方法論をふまえて現地・現場のコンテクストに深く分け入り、人間の営みとして国際関係を考察します。

国際日本コース

グローバルな日本社会の「いま」を読み解く

このコースでは、国境を横断して進むグローバル化の最前線として「日本」をとらえます。「私たち日本人」という自明にも思えた枠組みをはずしてみるとき、あなたの周囲の光景はどのように見えてくるでしょうか。人びとは何を考え、どんな課題に直面しているでしょうか。女性の生き方、若者の労働、格差と貧困、教育・福祉・社会保障、食と暮らし、人の移動と定住外国人、多文化状況と排外主義、政治への無関心、アジアやアメリカとの関係、文化や歴史認識など、近現代日本社会のさまざまな枠組みや制度、人びとの考えや行動に注目し、グローバルな日本社会の「いま」をダイナミックに読み解きます。
 

Copyright©2019 Tsuda University.
All rights reserved.