学長メッセージ

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2028年4月開設を目指して
「国際数理データサイエンス学部(仮称)」の設置を構想中

学長 髙橋 裕子

本学では2028年4月の開設を目指して、「国際数理データサイエンス学部(仮称)」の設置を構想中です。新しい学部は、現在の学芸学部数学科と情報科学科を改組して設置されるもので、「国際数理データサイエンス学科(仮称)」の1学科で構成されます。

本学は1900年に「女子英学塾」として誕生して以来、創立者・津田梅子の先駆的な理念である「all-round women」の育成を目指してきました。リベラルアーツ教育と高度な英語教育を軸に、1世紀以上にわたって日本の女子高等教育を牽引しています。

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに社会のIT化が急速に進み、さらに生成AIの登場によって現代社会の在り方そのものが大きく変わりつつあります。私たちは今、これまでに経験したことのない新たな課題に直面し、その解決を迫られています。現在の激変する社会では、情報数理に加え、大量のデータを基盤とした人工知能の仕組みを理解し、使いこなせる力が必要です。そして、新たな課題解決には、最先端の知識に加え、高度な能力を駆使し指導的立場で貢献できる女性が求められています。

本学の理事会では、こうした社会の変化を見通し、特定成長分野(デジタル)への学部再編等の申請を文部科学省に行い、2024年8月に採択されました。現在は国からの支援も受けながら、人工知能やデータの活用を通して現代社会の姿を多角的に捉え、数理・データサイエンスの基礎力を備えて新しい社会を先導できる女性を輩出すべく、「国際数理データサイエンス学部(仮称)」の新設に向け動き出しています。2028年4月の開設に向け、理事会の下に新学部設置準備室が置かれ、中野美由紀代表室長を中心に教育体制の整備が精力的に進められています。

新学部では、生成AIの普及によってボーダーレス化が進む世界を生き抜くための力を育みます。具体的には、情報システムとその利活用に関する知識、実践的な英語力、そしてデータ解析力を支える数理基礎力を、丁寧な少人数教育を通じて育成します。また、新たに「国際キャリア形成科目」を設け、総合的な課題解決能力を養います。特に英語教育においては、海外大学との連携も視野に入れています。データサイエンスを中心とした課題に英語で取り組み、国内外でリーダーシップを発揮できる女性を育成していく予定です。

また、小平キャンパスでは、新たな学部の教育・研究の拠点となる新校舎の建築に向けた準備も始まっています。2028年1月に竣工予定の「新2号館」は、学生と教職員が日常的に交流し、共に学び、対話を通じて互いに刺激を受けながら、新しい知を生み出す空間を目指しています。設計においては、1階に学部運営や教育・研究を支える事務機能を集約。上階には研究室や院生室、セミナー室に加え、コワーキングスペースを配置します。これにより、学生が授業外でも主体的に学び、教職員との対話やグループワークが自然と生まれるような構成にしています。さらに、最先端のモノづくりができる「DFS(デジタルファブリケーションスペース)」を備えることで、アイデアを具体的な形にしていく実践的な学びにも対応します。外観は周囲の景観に馴染む落ち着いたデザインとし、内装の一部に木材を取り入れることで、隣接する玉川上水の豊かな緑との調和を図る計画です。今後、準備の進展に合わせて、新学部の詳細を順次お伝えしてまいります。

新2号館イメージ

外観パース

コワーキングスペース

ステップ広場

※構想の段階のため、学部学科名称、教育内容は変更となる場合があります。
※新2号館の設計は一部変更となる場合があります。
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