立ち上げから携わったプロジェクトで学んだこと
高校生の頃から国際交流に興味をもっており、大学では英語を活かした学びを深めたいという思いが強くありました。また、総合政策学部では、語学や国際系の科目に加え、文系理系の垣根にとらわれずさまざまな分野の授業も履修が可能です。経済学や社会学、プログラミングの講義や実践的な英語など自由に学びを選択することができ、幅広い学びを求めていた私にとても向いていると感じました。さらに魅力的だったのは、新設学部であり、自分たちがその一期生になれるという点。新たにプロジェクトなどを立ち上げ、学生時代だからこそできることを、積極的に経験したいという意気込みをもって入学しました。
私がプロジェクトの立ち上げから企画・運営など深く携わってきた主な取り組みの一つに「Habitat for Humanity Japan」があります。Habitat for Humanityは、世界70カ国以上の国や地域で、住宅支援を行う国際NGO団体です。その日本支部であるHabitat for Humanity Japanの「津田塾大学学生支部を立ち上げたい」という熱い思いをもった同級生が、総合政策学部の中にいました。彼女の話を聞き、ぜひ私もゼロからはじめることに挑戦したいと思い、ともに「Uméson-Habitat」を立ち上げて、副代表を務めました。
1年次には10日間フィリピンに滞在し、現地の大工さんの指示に従って住居を建築する現場で働くという体験をしました。また、シンガポールでは「プロジェクトホームワークス」という住環境の改善に取り組む活動に参加し、足が不自由なおばあさんのお宅を掃除するお手伝いをした体験も印象に残っています。海外からの訪問者である私たちが部屋に入って掃除することを、はじめは不安そうに少し遠巻きに見ていた彼女が、誠意をもって掃除する私たちの姿を見て、だんだんと心を開き、最終的にはとても喜んでくれました。何かを尋ねても“Yes” ‟No”でしか答えてくれなかった彼女が、「ここから見える景色がとてもきれいなの」「あなたたちが掃除してくれたおかげで、今日からきちんとベッドで寝ることができてうれしい」と自ら声をかけてくれたことは今でも忘れられません。
たった数時間の交流でも誠実な姿勢を見せることにより、人は国や人種を超えて信頼し合えるのだと実感できたことは、大きな励みと希望になったと感じています。
私がプロジェクトの立ち上げから企画・運営など深く携わってきた主な取り組みの一つに「Habitat for Humanity Japan」があります。Habitat for Humanityは、世界70カ国以上の国や地域で、住宅支援を行う国際NGO団体です。その日本支部であるHabitat for Humanity Japanの「津田塾大学学生支部を立ち上げたい」という熱い思いをもった同級生が、総合政策学部の中にいました。彼女の話を聞き、ぜひ私もゼロからはじめることに挑戦したいと思い、ともに「Uméson-Habitat」を立ち上げて、副代表を務めました。
1年次には10日間フィリピンに滞在し、現地の大工さんの指示に従って住居を建築する現場で働くという体験をしました。また、シンガポールでは「プロジェクトホームワークス」という住環境の改善に取り組む活動に参加し、足が不自由なおばあさんのお宅を掃除するお手伝いをした体験も印象に残っています。海外からの訪問者である私たちが部屋に入って掃除することを、はじめは不安そうに少し遠巻きに見ていた彼女が、誠意をもって掃除する私たちの姿を見て、だんだんと心を開き、最終的にはとても喜んでくれました。何かを尋ねても“Yes” ‟No”でしか答えてくれなかった彼女が、「ここから見える景色がとてもきれいなの」「あなたたちが掃除してくれたおかげで、今日からきちんとベッドで寝ることができてうれしい」と自ら声をかけてくれたことは今でも忘れられません。
たった数時間の交流でも誠実な姿勢を見せることにより、人は国や人種を超えて信頼し合えるのだと実感できたことは、大きな励みと希望になったと感じています。
