先程の英語の話もそうですが、先生方がよい意味で容赦してくれないところですね。語学の授業では、たとえ流暢に話せなくても、極力英語で伝えることを求められます。また、セミナー形式の授業では、自分の意見を言う機会が当たり前にありました。今思うと、津田塾のそういう手加減しないところがすごくよかったと思います。1年次には哲学のセミナーにも所属したのですが、そこも手加減なしで、当時の私にはついていくだけで精一杯でした。ただ逆に言えば少人数教育で、関心をもてばもった分だけ応えてくださる先生がいらっしゃるのが津田塾のよさで、振り返ってみると、あの時もっとこうしておけばよかったなと感じることもあります。
3年次に履修した少数民族の問題を扱う講義も、すべて英語なんですよ。英語を修得するために学ぶだけではなくて、社会課題を海外の大学に行かなくても英語で勉強できるというのが、私にとってすごくチャレンジングだったし、面白かったですね。