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学芸学部在学生によるQ&Aセッション(後編)
「受験対策編」
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学芸学部在学生によるQ&Aセッション(後編)「受験対策編」
江川さん(司会・国際関係学科 4年)
出口さん(英語英文学科 1年)
小野寺さん(多文化・国際協力学科 2年)
中村さん(数学科 3年)
丸山さん(情報科学科 4年)
毎年7月から8月にかけて開催されている夏期オープンキャンパス。模擬授業やキャンパスツアーなど、津田塾の雰囲気を体感していただくさまざまなプログラムが繰り広げられます。なかでも人気を誇るのが、在学生が自らのキャンパスライフや受験対策など幅広いテーマで語る「在学生によるQ&Aセッション」です。2022年7月24日に行われたセッションの模様を「キャンパスライフ編」と「受験対策編」に分けてお届けします。
学芸学部在学生によるQ&Aセッション(前編)「キャンパスライフ編」
大切なのは、入試のスタイルに合わせた対策です。
江川
(国)
:
津田塾に合格するにはどんな対策をすればいいのか。高校生の皆さんにとって一番の関心事はこれかもしれません。学芸学部には、大きく分けて2種類の入試形式があります。1つ目は秋ごろに行われる「年内入試」などと呼ばれるもので、総合型選抜や学校推薦型選抜の試験がこれにあたります。2つ目は、年明けから行われる一般選抜で、A方式、B方式、C方式の3種類があります。A方式は2月に津田塾で受けた試験の結果をもとに合否が判定されるもの。B方式は大学入学共通テストの結果と津田塾の個別学力試験の両方を受けていただく入試方式です。C方式は大学入学共通テストの結果のみで合否を判定されます。皆さんはどの方式で受けましたか。
小野寺
(多)
:
私は多文化・国際協力学科を学校推薦型選抜(公募制)、いわゆる公募制推薦で受験しました。この方式では、書類選考と面接で合否が決まります。書類選考では、英語の能力を証明する書類を1つ以上提出しなければなりません。英検、IELTS、TOEIC、TOEFLなどの対策を早めに講じておくのがおすすめです。面接対策としては、高校の先生や公募制推薦を受けた先輩からのアドバイスでマイノリティの文化に関する本を読んだり、日々のニュースをこまめにチェックしたりしていました。
小野寺さん(多文化・国際協力学科 2年)
江川
(国)
:
私は、学校推薦型選抜(指定校制)、いわゆる指定校推薦でした。高校から推薦されるために重要なのは、高校3年間で成績の評定平均を上げること。評定平均の僅差が指定校推薦の獲得を左右することから、日頃のテストや提出物をおろそかにしないことが大切です。私は苦手科目の数学に力を入れて、評定の底上げをはかりました。
指定校推薦での受験が決まると、志望理由書の作成と面接対策が次なるステップです。面接対策では、津田塾で学びたいことや自身の将来像を堂々と話せるようになるまで練習を繰り返します。特に、日頃から国内外のニュースや国際関係問題について自分の意見を述べられるように準備をしました。
中村
(数)
:
私は一般選抜のA方式でした。数学科では英語と数学の試験があり、すべて記述式です。英語の試験においては、基本的な文法や単語をきちんと頭に入れておく必要があります。数学の試験では、基礎をきちんと理解したうえで応用できるかどうかがポイント。まずは基礎から標準レベルの問題で定理を使いこなせるようになることが大切です。私は教科書に載っているコラムにもくまなく目を通しました。もうひとつ工夫したのは、問題を解くときにふたつ以上のアプローチを思い浮かべ、解くだけでなく解説もしっかりと読み込むことです。数学の問題を解くためのツールが増え、見たことのないような問題が出題されても平常心で解答用紙に向かうことができました。
出口
(英)
:
私が受験した英語英文学科も、A方式は数学科と同じくすべて記述式です。受験科目は英語、国語、世界史・日本史・数学(うち1科目選択)の3つ。基礎知識をしっかりと固めたうえで、過去問題を繰り返し解きましょう。津田塾が発行している「入試データブック」(入試の過去問題集)に載っている講評から、過去問題の出題意図を押さえておくこともおすすめです。私はC方式も受けたのですが、こちらは大学入学共通テストの点数のみで合否が決まる入試です。大学入学共通テストでは時間配分が肝になります。私は過去問を解くときにいつも時間を計っていました。
丸山
(情)
:
私が受験した情報科学科のB方式では、大学入学共通テストと津田塾大学での個別学力試験の結果によって合否が判定されます。私は「入試データブック」に載っている過去問題を繰り返し解き、高校の先生に添削してもらっていました。
第一志望ではない学科にも目を向けてみよう。
江川
(国)
:
残りの高校生活で、取り組んでおくといいことはなんでしょうか。
丸山
(情)
:
進路選びにおいては、幅広い選択肢を知ることだと思います。私自身も出願する直前まで学科選びに迷っていました。最終的に情報科学科を選んだのは、情報科学が社会の意外な場面で活用されていることを知ったからです。例えば、同じ学科の先輩の中には、動物の手術支援システムや絶対音感が体感できるアプリの開発に携わっている方もいます。大学の学びが実社会でどのように役立っているかは、学科のイメージからはなかなか測れないものです。
中村
(数)
:
それは数学科にも当てはまります。たとえば、暑い夏に私たちがエアコンの効いた室内で快適に過ごせる仕組みにも、数学が隠れているんです。数学は心理学や経済学にも役立てられています。
丸山
(情)
:
大学の研究室や教員のWebサイトをご覧いただくと、研究対象がわかります。興味の幅を広げるために、第一志望とは異なる学科のページを覗いてみるのもおすすめです。
小野寺
(多)
:
津田塾から合格通知を受け取ったら、私は第二外国語を先取りで予習しました。もちろん残りの高校生活における思い出づくりも大切です。合格後には思いきり遊んでほしいと思います。
丸山さん(情報科学科 4年)
津田塾で、出会いと学びに溢れた4年間を。
江川
(国)
:
最後に「津田塾の魅力」とはなんでしょうか。
丸山
(情)
:
歴史と伝統のある女子大学なので、女性のロールモデルがたくさんいることです。キャリアプランや人生設計に悩んだ時にいつでも相談できます。私自身も大学院への進学を決めるにあたっては津田塾の先生や先輩からたくさんのアドバイスをもらいました。
中村
(数)
:
たくさんの人や学問、コミュニティと出会える場所が、私にとっての津田塾です。豊富なカリキュラムから、興味のあるテーマも見つかります。目標達成のためにサポートしてくださる方がたくさんいるのも津田塾の良さ。努力次第でどこまでも大きく成長できる。そう実感しています。
小野寺
(多)
:
先生と生徒の距離がとても近いことも良さです。もちろん学生同士も仲良し。アットホームで学びに対して積極的な学生ばかりなので、みんなで一緒に頑張ろうという雰囲気があります。授業で疑問に思ったことを学科のグループLINEで尋ねると、すぐに10人ぐらいから返事が返ってくるなんてことも。
出口
(英)
:
向上心の高い仲間たちに囲まれていることも魅力です。私は高校まで共学に通っていたので、女子だけの世界に飛び込む不安があったのですが、入学してみるとみんなとても優しいうえに、温かくて。彼女たちからいい刺激を受けて自分の力を伸ばすことができます。
江川
(国)
:
最後に私からも。津田塾の魅力とは、大学職員の手厚いサポートです。2020年に新型コロナウイルス感染症がまん延し、大学の授業が一斉に休講しました。他の大学では授業再開の見通しが立たない中で、津田塾では2020年の5月からオンライン形式で授業が再開されたんです。オンライン授業に対応するための機材の貸し出しも積極的に職員の方が行ってくださいました。安心して勉強できるのは、こうしたサポート体制のおかげです。
いかがでしたでしょうか、今回のセッションが、津田塾大学について知っていただく機会となれば幸いです。津田塾大学でお会いできる日を、一同楽しみにしています。
※入試についての最新情報は大学公式Webサイト「入試情報」にてご確認ください。
入試情報
オープンキャンパス開催中はマスクを着用しており、撮影時のみマスクを外しております。
学年は取材当時のものです。
INTERVIEW
学芸学部在学生によるQ&Aセッション(前編)「キャンパスライフ編」
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INTERVIEW
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