学生アンバサダー ブレインストーミング

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津田塾大学では2025年度より、在学生の目線で本学の魅力を発信する学生アンバサダーを発足しました。学習環境や学生生活に関する情報を発信し、より多くの中学生や高校生、その保護者に本学の特色を伝えます。学生にとっては、自ら考えながらアンバサダー活動に取り組むことで、主体性や情報発信力が身につく機会となります。
今回8名の学生アンバサダーが集まり、大学の魅力とその広報について考えてもらいました。在学生のリアルな意見が飛び交う様子をお届けします。


学生アンバサダーによるブレインストーミングは、A・Bの2つのグループに分かれて行われました。「津田塾大学の魅力をどう発信していけばよいか?」という大テーマ、「学生生活における津田塾の魅力とは?」という小テーマで意見交換をした後、話し合った内容を全体に向けて発表。各グループの様子や発表内容をお見せします。

Aグループのブレインストーミング

高橋 温子さん 英語英文学科3年(写真左上)
堀内 日菜子さん 国際関係学科3年(写真右上)
鉢野 結さん 総合政策学科3年(写真左下)
Cさん 数学科 2年(写真右下)

  
 

女子大・少人数ならではの、
のびやかな環境を伝えたい。

堀内:初めに津田塾大学の魅力について考えていこうと思います。まず津田塾と言えば女子大ですが、この環境のどのような点が魅力だと感じますか?
鉢野:実は私は中学でも女子校に通っていました。高校は共学でしたが、女子校の方が肌に合っていると感じて、大学では再び女子校を志望しました。自分が等身大のままで過ごせることが一番のよさかな。
C:確かに女性が多いという安心感からか、周りの目を気にすることが減った気がします。率先してリーダーになる学生や、ディスカッションの場で活発に発言する学生が多いですよね。
高橋:そうだね。また、数多くある女子大学の中でも、津田塾の特長は少人数教育という点。その魅力をもっと多くの人に知ってほしいです。
堀内:私は少人数教育に惹かれて志望したのですが、実際にここで学んでみて、やはり誇れる部分だと実感しています。特に感じるのは、授業の中でグループワークの機会が多いということ。人数が少ないからこそ発表経験も多く積むことができています。
C:先生の目が行き届いていることもあって、学生一人ひとりが積極的、主体的にグループワークに取り組んでいますよね。先生との距離が近く、勉強以外の相談がしやすいことも魅力として発信していきたいです。



まずは体験してみてほしい、
津田塾大学のよさ。

堀内:いろいろと出てきましたね。特に津田塾ならではの特色である少人数教育のことを強調したいと思いますが、どうしたらその魅力を知ってもらえるでしょうか。
鉢野:実際に授業を体験してもらうのはどうかな。ただ見学するだけではなくて、高校生だけで、もしくは大学生と一緒にグループワークに参加してもらうのは?
C:ナイスアイディア!体験することで、少人数ならではのライブ感を体感してもらえますね。
高橋:いいですね!高校生に体験してもらいたい授業を津田塾生に聞いたら、たくさん回答がありそうです。そこからピックアップして、高校生も参加しやすいグループワークを考えてみるのもいいかもしれません。
鉢野:そのためにまず、授業見学の機会があることを高校生に知ってほしいですね。今も例年秋ごろに授業の見学を受け入れるイベントがある(津田塾1日体験day)けど、あまり知られていなくてもったいないよね。
堀内:Instagramで情報発信するのはどうでしょう。学生が運用して、学生目線で投稿してみても面白いかも。
C:なんだか具体的になってきましたね!皆さんの自由な意見、ありがとうございました。



Bグループのブレインストーミング

曽我部 小春さん 国際関係学科3年(写真左上)
村越 美子さん 多文化・国際協力学科3年(写真右上)
Tさん 数学科3年(写真左下)
大橋 結咲さん 総合政策学科2年(写真右下)

 

大学のことを知ってもらうための、
初めの一歩を考える。

曽我部:初めに、自分が思う津田塾の魅力を各自で書き出していきました。さまざまな意見が出ましたね。
村越:「自分の目標をもっている意欲の高い人が多い」「教職員と距離が近い」「先生・先輩が優しい」など、人のよさを挙げている人が多いね。
T:「小平キャンパスは自然豊か」や「歴史ある校舎がモダンでかわいい」「勉強しやすい環境が整っている」など環境面に関する意見もあります。少人数教育のことも全員が挙げているね。

曽我部:皆さんが高校生の時は、どのように津田塾のことを知りましたか?
T:私はオープンキャンパスがメインです。実際に訪れて、雰囲気などを体感していました。
曽我部:確かにオープンキャンパスは有効な手段。実際に学生と接してもらうのが、大学らしさを一番感じてもらえるかもしれませんね。
村越:そうですね。ただ、大学に足を運ぶのは特に地方の高校生にとってハードルが高いことや、日程が限られる、志望度が高い人にしかアプローチできないという問題もあります。
大橋:私は高校時代に大学公式SNSで情報収集をしていましたが、これもすでに興味をもっている人へのアプローチになります。まず大学の名前を知って、魅力に触れてもらうための手段が必要ですね。

学生自らの声で、大学の魅力を伝えていく。

曽我部:まず必要なのは、高校生との接点づくりですね。就職活動時に大学生が企業に在籍しているOGとつながれるサイトがあるように、高校生から大学生へのオンラインOG訪問を可能にしてみてはどうでしょうか。専用のプラットフォームに在学生のプロフィールを掲載し、自由に質問できるようにしたら、優しい津田塾生は絶対答えてくれるはず。
大橋:高校版OG訪問、斬新ですね!大学のよさは在学生が一番理解しているからこそ、自らの言葉で伝えることに意味があると思います。また、共学の高校に通う学生に向けて、女子大のよさを伝える必要もありますよね。
曽我部:そうですね。在学生が高校に出向いて出張説明会をしたり、母校訪問を重ねたりすることで、裾野を広げられるかもしれません。オンラインでつなぐことができれば、より簡単にたくさんの高校生にアプローチできそうです。
村越:いいですね!先ほど大橋さんが、大学選びにSNSを活用していたと話していましたが、私自身はSNSをフォローすると友人に志望校を知られてしまうのではと、気を使った記憶があります。大学受験専用のアプリがあれば、人に知られずに志望大学の情報を収集しやすいのではないでしょうか。女子向けに、女子大が連携してアプリを作るとか。SNSを通じて知名度アップも期待できます。
全員:それはいいアイデア!
T:まずは高校生への知名度を高めて、私たち在学生との関わりを増やすことから。学生の声でどんどん魅力を発信していきたいですね。


 
 

全体発表

各グループで活発な意見交換を行った学生アンバサダーたち。ブレインストーミングの後は、それぞれで出た意見を発表しました。
Aグループは、女子大ならではの居心地のよさや、学生と先生との距離が近い少人数教育の魅力を伝えるため、授業見学の周知・充実化を提案。「皆さん、授業見学があるのをご存知でしたか?それをより周知させて、高校生に少人数授業やグループワークを体験してもらえたら、きっとその魅力が伝わるはずです」と熱のこもった発表で、メンバーに訴えかけました。
Bグループは、高校生と在学生の接点を増やし、学生の声で大学の魅力を伝える方法を提案。「オンラインOG訪問や津田塾生による高校訪問など、学生自ら積極的に働きかける必要があると思います。SNSを通じた情報発信で、知名度アップも図ります」と、Aグループとは異なる視点のアイデアを披露しました。

期待が集まる、学生アンバサダーのこれから。

盛り上がりを見せた今回のブレインストーミング。学生独自の目線で、大学の魅力やその発信方法を多角的に考える場となりました。学生アンバサダーの取り組みはまだ始まったばかり。今後も、その取り組みを皆様に広く届けていきたいと思います。



※学年は取材当時のものです。
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