第15回 学生スタッフレポート

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出会いが切りひらく私の道

橘生子(津田塾大学学芸学部国際関係学科助教)

こんにちは!
「総合2025」第15回、10月16日(木)の講演は、津田塾大学学芸学部国際関係学科助教である、橘生子先生にお越しいただき、「出会いが切りひらく私の道」というテーマでお話いただきました。

「『出会い』はいつも、新しい世界を見せてくれる扉でした。」

橘先生は、講演の中でこの言葉を繰り返し仰っていました。 今回の講演では、「出会い」という言葉がタイトルにも登場している通り、まさにキーワードとなっています。橘先生は、ご自身のこれまでの人生を「出会い」という軸から語られ、話を聞いている私たちも、次々に新しい世界を覗き込んでいるようなような感覚になりました。

12歳の頃には米軍基地で働くことを理想としていた橘先生が、高校時代に出会ったシスターの「人のために」という言葉をきっかけに、進路を大きく転換されたというお話が特に印象に残りました。その後、高校在学中のブラジル留学を経て、大学進学後は研究者の道へと進みます。帰国後も、津田塾大学のさくらんぼ保育所との出会いを通じて、「母親であり研究者である」という生き方を選択されました。さらに、今年7月に出版された著書『1964年ブラジル・クーデタと民主体制の崩壊冷戦期—ラテンアメリカにおける軍政の誕生』の執筆に際しては、出版社との出会いや、出版後に届いた読者からの手紙など、多くの「出会い」が先生の研究活動や人生を形づくっていることが伝わってきました。そして、先生の歩まれてきた道は、まさに「出会いの連鎖」で成り立っているのだと強く感じました。

お話を伺っていて、「出会い」は偶然ではなく、自分の感性や行動によって必然なものに変わっていくものなのだと気づきました。特に、幼い頃の夢から全く異なる道へと進みながらも、出会いを重ねて研究者としての軸を形作っていった橘先生の姿に、人生の予測不能さとその面白さを感じました。また、「嫌な記憶に向き合うことで学術的意義が生まれる」という言葉には、過去から目を背けず考え続けることの大切さが凝縮されているように思います。

私自身も、これまでの人生の中で、出会いによって心の動きや環境が大きく変わった経験をしてきました。今回の講演を通して、改めてそのありがたさを実感し、これからも一つひとつの出会いを大切にしていきたいです。
国際関係学科3年 リンイン

コメントシートより

  • 今日の講義を通して、「研究」と「子育て」が対立するものではなく、どちらも自分を成長させる経験なのだと感じた。嫌な記憶を見つめ直すことや、失敗を繰り返しながらも学び続ける姿勢に共感した。また、「出会い」の捉え方が印象的で、直接会わなくても誰かの考え方や生き方から影響を受けることがあると気づかされた。自分も柔軟に生き、学びを広げていきたいと思った。
  • 何かをやるには、何かしらほかの部分で諦めなければならないこと、我慢しなければいけないことがあるのは当たり前で、仕方ないと考えていました。でも、せっかく生きているんだったら、可能な限り色んなことに踏み出すことも素敵だなと思いました。また、結婚や子どもが人生の幸せだと押し付けてくる人も近くにいて、その話題は苦手でしたが、ほんの少し前向きになれたような気がします。自分の想いや考えは、相手に通すものでは無く、自分の個性として柔らかく示すものであってほしいなと思いました。
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