第4回 学生スタッフレポート

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「映像の世紀バタフライエフェクト」はこうして生まれる

寺園 慎一 氏(番組プロデューサー)

こんにちは!
「総合2024」第4回、5月8日(木)の講演は、「映像の世紀バタフライエフェクト」の番組ディレクターを務められている、寺園慎一さんにお越しいただき、「映像の世紀バタフライエフェクトはこうして生まれる」というテーマでお話いただきました。

今回の講演の中で、最も心に残ったキーワードは「私たちの人生の中には、たくさんのバタフライエフェクトがあり、自分の人生は自分で面白くできる」です。

「バタフライエフェクト」とは、一般的に蝶の羽ばたきのような小さな要因が、連鎖反応を生み出して予想外の結果を引き起こすという文脈で使用される言葉です。寺園さんは、番組制作の中で多くの「バタフライエフェクト」を見つけました。それは個人のちょっとした動きであることも多く、その当時には実を結ばなかったとしても、後に誰かに勇気を与えたり、あるムーブメントのきっかけになったりするものでした。私たちの人生においても、例え歴史に残らないことであったとしても、自分のささやかな働きが自分や他者に何かしらの影響を与えることがあります。私たちは、ちょっとした選択や行動で、自分の人生をずっと面白いものにできる可能性を持っているのです。「知的好奇心を持って様々なことに取り組み、自分の将来を楽しみにしながら生きていって欲しい」というお言葉が、寺園さんが仰った一番強いメッセージでした。

自分の人生の中にも様々なバタフライエフェクトがあり、私は行動一つ一つで自分の人生をより面白くできるということを講演の中で実感しました。私の存在や言動が、誰か他の人や未来の私にとっての「バタフライエフェクト」になり得るのです。それは、とても魅力的で、希望に溢れていることのように感じました。

「これから学び、吸収し、行動する一つ一つの出来事が何かを変えるかもしれない」という可能性を信じて、真摯に「ささやかな営み」を続けていきたいと思います。
国際関係学科3年 リンイン

コメントシートより

  • 「人生はいろんな因果関係でできている」という言葉が印象に残った。何かを変えたいと思っても1人だと力が少なくて何も変わらないだろうと諦めてしまうこともあるけれど、誰かと作用して良い方向に行くこともあると思うとこれから頑張ろうと思えた。
  • 普段見落としてしまうようなことに目を向けて、つなぎ合わせていくことで見えてくる世界があることを知った。普段なんとなく触れている無機質な情報の中にもストーリーがあって、生身の人間が関わっていることを改めて実感した。
  • 小さな勇気や挑戦もその時は報われないかもしれないが、時間を経て、遠いところで誰かに引き継がれていたり、誰かを助けていたりしているのだと思うと、今まで自分が頑張ってきた事が意味のある事だったと救われるような気がした。無力感を感じ、残念に思ったとしても、宝物はどこかに絶対転がっている。だから一生懸命やることが大切なのだと改めて思った。危機の中の勇気が世界を変える。自分も世界を変えるきっかけになることができるのだと、勇気が持てた。
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