第21回 学生スタッフレポート

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工芸から学んだ、これからの生き方・働き方

奈良祐希 氏(陶芸家・建築家)

こんにちは!
「総合2025」第21回、12月4日(木)の講演は、陶芸家・建築家として活躍されている、奈良祐希さんにお越しいただき、「工芸から学んだ、これからの生き方・働き方」というテーマでお話しいただきました。

今回の講演の中で、最も心に残ったキーワードは​​​​「コラボレーション」です。奈良さんは講演で、科学と工芸の融合についてお話しされていました。工芸では毎回全く同じものを作ることはできません。これは科学分野ではあまり見られないことなので、工芸と科学は必ずしも相性が良いとは言い切れないということになります。それでも敢えて全く異なるもののコラボレーションを楽しむ姿勢が印象的な講演でした。

奈良さんが身を置いている創作の分野では、アイディアは何もない状態から生まれるのではなく、既にある何かを掛け合わせて作るものだそうです。奈良さんはこのような「ものとものを掛け合わせたら面白いかもしれない」と考えることが重要と仰っています。作家同士の共同作業はお互いの作品や感性を尊重し合うキャッチボールによって成立し、その過程でアイディアが深まり、新たな作品が生み出されます。作家同士がコラボレーションを試み、異分野の融合が実践された先に新たな気づきが得られるのかもしれないと思いました。

私にはアイディア出しに行き詰まってしまい「何も思いつかない」ことがよくあります。この状況を変える手立てとして「コラボレーション」があることを学びました。これは創作活動だけでなく、私たちの日常生活にも活かすことができると思います。今回の講演から「テーマが与えられていない」という漠然とした状況で、アクションを起こすきっかけを掴むための良いヒントが得られました。このようなブレイクスルーを実現するには、異分野の人と協力することも重要なのです。これから先、自分の興味の決めつけによって、関心の幅が狭まってしまうこともあるかもしれません。そうなると、新たな発想を生み出すことが徐々に難しくなってしまうでしょう。他者とのコラボレーションによって、その状況を打破しようとする向上心と積極性を持ち合わせることができれば、まだ見ぬ自分の感性や生き方に出会うことができると思います。
国際関係学科2年 さくら

コメントシートより

  • 大きな解像度を持って、あえて俯瞰的に物事を捉えるという斬新な考え方に非常に驚かされた。私も自分の殻に閉じこもらず、多面的で広い視野を持って物事に取り組んでいきたいと思った。また、深い愛を持って自分の作品と真剣に向き合っている様子を見てとても感銘を受けた。今日は個性について改めて考える素晴らしい機会になった。私たちは他人と比べて落ち込んだり、周りに合わせようとしたりすることが多く、自分の良さをわざわざ探そうとはしないことがあると思う。しかし他人と違う部分を否定するのではなく、受け入れることで自分らしさがより豊かになるのだと思ったから実践していきたい。
  • 現代に新しい発想が生まれることはないに等しいという話を聞いてとても納得感があった。新しく生まれるものの多くは既存のもの同士の掛け合わせだということに気がつくことができた。また、作品を創る時に考えるのをやめないことが大切だと仰っているのを伺って、これは他のことにも当てはまると思った。考えるのをやめないということはすごく難しいと知っているからこそ、考え続けられる自分であれるよう努力したい。
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