第18回 学生スタッフレポート
民族舞踊、民族スポーツから知る世界の文化
國寳 真美 氏(成城大学イノベーション学部准教授)
こんにちは!
「総合2025」第18回、11月6日(木)の講演は、成城大学イノベーション学部准教授を務められている、國寳真美さんにお越しいただき、「民族舞踊、民族スポーツから知る世界の文化」というテーマでお話いただきました。國寳さんは舞踊人類学を専門とされています。
今回の講演で最も心に残ったキーワードは「自分たちの信じていること、中の絆を強くするものが民族スポーツや民族舞踊」です。
この言葉は、世界の人(外の人)と言葉が通じなくても、スポーツで通じ合うのが国際スポーツであるという話の対義語として出てきました。民族スポーツの例として、日本の相撲や、韓国の江陵端午祭でのブランコが挙げられていました。それぞれの民族舞踊には文化的な背景が反映されるという話もされていました。例えば「バレエ」と「バリ舞踊」を比較したときに、「美しさ」を表現する方法として、バレエは天に向かってまっすぐ伸びる姿勢をとる一方で、バリ舞踊では大地、地面の意識が強いため、重心を落とすという表現の違いがあります。
私は大学に入ってから「異文化理解」という言葉をよく聞くようになり、「世界にはいろんな文化がある」ということは、当たり前じゃないかと思っていました。しかし、実際には自分の育ってきた価値観が、無意識のうちに他の価値観を否定してしまうことがあると気づきました。私は、文化の違いを乗り越えて、全員が同じ価値観を共有することが「グローバル社会」だと思っていました。しかし、講演を聞いて、他の文化を知ることで自分の視野は確かに広がる一方で、自分の中にしっかりとした文化的な軸を持っていない場合は、その「広がった視野」や「受け入れる心」さえも曖昧になってしまうのではないかと考えるようになりました。だからこそ、民族舞踊は、その民族が自分たちの文化に対する理解を深めつつ、外への視野を広げるための大事な軸の一つなのだと思います。
「総合2025」第18回、11月6日(木)の講演は、成城大学イノベーション学部准教授を務められている、國寳真美さんにお越しいただき、「民族舞踊、民族スポーツから知る世界の文化」というテーマでお話いただきました。國寳さんは舞踊人類学を専門とされています。
今回の講演で最も心に残ったキーワードは「自分たちの信じていること、中の絆を強くするものが民族スポーツや民族舞踊」です。
この言葉は、世界の人(外の人)と言葉が通じなくても、スポーツで通じ合うのが国際スポーツであるという話の対義語として出てきました。民族スポーツの例として、日本の相撲や、韓国の江陵端午祭でのブランコが挙げられていました。それぞれの民族舞踊には文化的な背景が反映されるという話もされていました。例えば「バレエ」と「バリ舞踊」を比較したときに、「美しさ」を表現する方法として、バレエは天に向かってまっすぐ伸びる姿勢をとる一方で、バリ舞踊では大地、地面の意識が強いため、重心を落とすという表現の違いがあります。
私は大学に入ってから「異文化理解」という言葉をよく聞くようになり、「世界にはいろんな文化がある」ということは、当たり前じゃないかと思っていました。しかし、実際には自分の育ってきた価値観が、無意識のうちに他の価値観を否定してしまうことがあると気づきました。私は、文化の違いを乗り越えて、全員が同じ価値観を共有することが「グローバル社会」だと思っていました。しかし、講演を聞いて、他の文化を知ることで自分の視野は確かに広がる一方で、自分の中にしっかりとした文化的な軸を持っていない場合は、その「広がった視野」や「受け入れる心」さえも曖昧になってしまうのではないかと考えるようになりました。だからこそ、民族舞踊は、その民族が自分たちの文化に対する理解を深めつつ、外への視野を広げるための大事な軸の一つなのだと思います。
国際関係学科2年 晴れ女
コメントシートより
- バリ島が独自のヒンドゥ文化を持ちつつ、植民地時代にその文化が守られたことに驚きました。文化を尊重する政策が今日のバリ舞踊や観光の魅力につながっているのだと感じます。また、1931年のパリ植民地博覧会で世界に紹介されたことで遠く離れた人々にバリの文化が広まり、国際的な注目を集めたことは非常に興味深いと思いました。文化保存と観光振興がうまく重なった例だと感じます。
- 本学の余暇教育で國寳先生の授業を履修するなかでバリ島の舞踊について少し触れて、その音楽や踊りが独特で興味深かったため、本日バリの生活と文化を掘り下げて聞くことができてよかった。私は神道の地鎮祭で巫女を務めていたことがあって、お祈りの手法(生米など)は親近感を感じる一方で、それを体にくっつけたまま生活するというのはユニークで驚いた。こうした違いを面白がれるというのが新たな発想につながるのだと考えて、エスニックなものや異なる価値観との出会いを恐れずに興味を持ちたいと思った。
- 今回の講演を通して、文化は単に地域ごとの違いとして存在するのではなく、人々の生き方や信仰、価値観が形になったものだと気づいた。バリ島の民族舞踊は、美しい動きの中に自然や神々への祈りが込められており、身体そのものが「文化の言葉」として語っているようだった。実際に体を動かすことで、文化を“知る”のではなく“感じる”という新しい学びの形を体験できた。他者の文化を理解することは、自分自身を見つめ直すことでもあると強く感じた。




