第10回 学生スタッフレポート
AI 時代を生きるための人間力
若宮 正子 氏(ITエバンジェリスト)


こんにちは!
「総合2025」第10回、9月11日(木)の講演は、IT エバンジェリストとして活躍されている、若宮正子さんにお越しいただき、「AI 時代を生きるための人間力」というテーマでお話を伺いました。
今回の講演の中で特に印象的だった話題は「高齢者の思い込み」と「自立支援の重要性」です。 私は最近まで、祖母がスマートフォンをなかなか上手く操作できないことに苛立つことがありました。逆に、祖母の思い込みにより理不尽に怒られてしまうこともありました。しかし今回の講演で、スマートフォンを使うのに慣れていない高齢者の方々が、スマートフォンを写真撮影などの特定の目的にしか使えないと思い込んでいて、実は様々な用途に使えるということをあまり意識していないために、スマートフォンが彼らにとって必需品として機能していない、という事実を知りました。そして、私のような若者が祖母のような高齢者の方々を理解しようとして、彼らにスマートフォンが便利な機器であることをわかってもらうのが大事だと思いました。
今回の講演を受けて、高齢者の方々の中には、難聴の方が多く、会話を聞き取れないことで、会話に追いつけずに適当に返事してしまうことが多々あることを学びました。 私は飲食店でアルバイトしている際に、今までは難聴を抱えている高齢者の方にも他のお客様と同じように矢継ぎ早に対応をしてしまうことが多かったです。しかし、これからは意識的にジェスチャーや指さしで分かりやすく注文を伺うなどして接客をしようと思いました。
高齢者の方々の中には、自身ができる範囲で自立して日常生活を送っています。そのため、他者がサポートをする際は、極力ご本人が自身の力でできるように、トラブルをその場しのぎの解決策ではなく、裏技やコツなどの知恵を教える事が重要であるということを今回の講演を通して学びました。また、スマホの使い方を教える際には、一度に全てを教えてしまうと忘れたり混乱してしまったりして、使い方を覚えるためのモチベーションが下がってしまうことに気がつきました。それを避けるには必要最低限の情報を使いこなせるようにサポートする必要があると思います。
「総合2025」第10回、9月11日(木)の講演は、IT エバンジェリストとして活躍されている、若宮正子さんにお越しいただき、「AI 時代を生きるための人間力」というテーマでお話を伺いました。
今回の講演の中で特に印象的だった話題は「高齢者の思い込み」と「自立支援の重要性」です。 私は最近まで、祖母がスマートフォンをなかなか上手く操作できないことに苛立つことがありました。逆に、祖母の思い込みにより理不尽に怒られてしまうこともありました。しかし今回の講演で、スマートフォンを使うのに慣れていない高齢者の方々が、スマートフォンを写真撮影などの特定の目的にしか使えないと思い込んでいて、実は様々な用途に使えるということをあまり意識していないために、スマートフォンが彼らにとって必需品として機能していない、という事実を知りました。そして、私のような若者が祖母のような高齢者の方々を理解しようとして、彼らにスマートフォンが便利な機器であることをわかってもらうのが大事だと思いました。
今回の講演を受けて、高齢者の方々の中には、難聴の方が多く、会話を聞き取れないことで、会話に追いつけずに適当に返事してしまうことが多々あることを学びました。 私は飲食店でアルバイトしている際に、今までは難聴を抱えている高齢者の方にも他のお客様と同じように矢継ぎ早に対応をしてしまうことが多かったです。しかし、これからは意識的にジェスチャーや指さしで分かりやすく注文を伺うなどして接客をしようと思いました。
高齢者の方々の中には、自身ができる範囲で自立して日常生活を送っています。そのため、他者がサポートをする際は、極力ご本人が自身の力でできるように、トラブルをその場しのぎの解決策ではなく、裏技やコツなどの知恵を教える事が重要であるということを今回の講演を通して学びました。また、スマホの使い方を教える際には、一度に全てを教えてしまうと忘れたり混乱してしまったりして、使い方を覚えるためのモチベーションが下がってしまうことに気がつきました。それを避けるには必要最低限の情報を使いこなせるようにサポートする必要があると思います。
国際関係学科1年 百(もも)
コメントシートより
- わかる・わからないではなく考えてみることが大切だと改めて感じました。年代的格差がある中で一方の意見だけではどうにもならないことも、お互いの意見を尊重し、意見を伝え合うことが大切であり、これはいろいろなことに当てはまると感じました。人間力には感情的知性があり、感情を読み取ることができる強みがあるので、AI にはできないことであるから大切にしていきたいと感じました。
- 興味深いお話をありがとうございました。私自身教育に対して興味があったため、最初の方にお話があった「気付き」に関する内容がとても印象的でした。また、自身の今までの経験から現代の社会を見つめ直し、「今後は何が必要なのか・どうしたら良いのか」について論じられていて興味深いなと感じました。今回の講義で、「気遣うこと、手伝うことはあくまで “やってあげている” ことであり、自己満足で終わってしまうことがほとんどだが、実際の優しさや気遣いというのはやってあげるのではなく自分でできるようにサポート、ヒントを出すことである」ということに気付かされました。また、この「自分でできる力」というのが今後の AI が普及していく時代に必要な力であり、そのために自己分析とともにお互いにその力を伸ばせるように支え合うことが必要で、歩み寄っていけるような世の中になったら良いなと感じました。
- 「お母さん世代は古い考え方がしみこんでいますが、新しい世代もわかっている」という言葉を聞いて、世代間の価値観の違いについて考えさせられました。「古い考え方」が悪いというわけではなく、大切なのは、どちらか一方を否定することではなく、古い考え方から学べることを尊重しつつ、新しい世代ならではの柔軟な視点も大事にすることだと思いました。また、楽しく明るく生きていくと自然についてきてくれる人がいるという言葉が印象に残ったので、この言葉を忘れずに生活していこうと思いました。