第22回 学生スタッフレポート

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「生涯学び続ける」ために必要なこと・不要なこと

伊藤 賀一 氏(スタディサプリ社会科講師・著述業)

こんにちは!「総合2024」第22回、12月12日(木)の講演はスタディサプリ講師で著述業もされている伊藤賀一さんにお越しいただきました。伊藤さんは2度の大学進学を経て、2025年の春からは3度目の大学入学をする予定だそうです。講演中にも学生とコミュニケーションをとってくださる、気さくな方でした。今回お話いただいたテーマは、『「生涯学び続ける」ために必要なこと、不要なこと』です。

今回の講演を通して特に印象に残ったお話を2つ紹介させていただきます。

1つ目は「学びにおいて大切なこと」についてです。伊藤さんご自身が考える「学び続けるために必要なこと」は謙虚さ、「不要なこと」はしょうもないプライドだそう。「学び」のためには、文系や理系という区別に拘らずに自由に興味を広げていくことが大切だとも仰っていました。そうすることで広い視野を持って問いを立てることができ、「学問」を始めることができるのだそうです。

2つ目は、2つの「せかい」についてです。伊藤さんはみんなと同じように見えていること、つまり客観的事実を「世界」と呼んでいます。これはサイエンスの世界において、何度同じことをやっても同じ結果が出るようにするということと同様の考えです。一方で、人によって見識が異なること、つまり各々が持つ世界観のことを「セカイ」と定義していました。この「セカイ」は芸術やアートといった自分の想像を掻き立てるもののことを指します。どちらの「せかい」も大事なもので片方が悪いものというわけではありません。どちらも合わせて「学び」になっていくからです。

伊藤さんのご講演から、気づきを得て自ら考えることに終わりなどなく、これからも貪欲に学びを深めていくことの大切さに気づくことができました。
国際関係学科1年 Mimi

コメントシートより

  • 今回の講演を聞いて、私たちが現在続けている学びの意義や、今後も続けていくであろう学びにおいて何を大切にするべきかについて学びました。特に印象に残ったのは人には誰しも役割があるという話です。鍋での役割を例に分かりやすく話してくださいましたが、とても納得できました。人にはその人にしかできない求められる役割が存在し、互いに違う役割をこなすからこそお互いの存在が重要になることに気が付きました。また、私も「じゃない方」であることが多いため、とても共感できました。
  • 今日の授業で、人は学び続けており、この世界は学ぶ価値があるのだということを学びました。伊藤先生は、学び続けるということは、単に知識を増やすだけではなく、自分の世界を広げ、未知を受け入れる力を育むことでもあります。この世界には、私たちがまだ知らない美しさや可能性が無数に存在しています。時にはつらいことや困難に直面するかもしれませんが、それさえも学びの一部であるとおっしゃっていて、まさにその通りだと感じました。学ぶことをやめない限り、人は成長し続け、より豊かな人生を築けるはずです。そして、その過程で他者とつながり、共に学び合うことで、この世界はもっと美しくなると思います。
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