第16回 学生スタッフレポート
私はアメで明日は晴れで
志喜屋 成海 氏(コンテンツクリエーター)


皆さん、こんにちは!
「総合2024」第16回、10月17日(木)の講演は、コンテンツクリエーターとして活躍されている志喜屋成海さんに講演していただきました。志喜屋さんは高校生の頃に県費留学にて渡米され、その後アメリカ企業でのインターンや4年生大学への編入、大学院への進学など、アメリカでの生活を続けてこられました。また、留学を考える人へのアドバイスができればと、2015年からYouTubeに動画投稿を始め、2018年にはオンラインラジオ(Podcast)『シノブとナルミの毒舌アメリカンライフ』をスタートされました。今回は、沖縄から本学にお越しいただき、『私はアメで明日は晴れで』というテーマでお話いただきました。
志喜屋さんは、高校生の頃から日本の学校教育の制度に馴染めず、息苦しい日々を過ごされていたといいます。「なぜ皆と同じことをしなければならないのか」「なぜ受験をして、大企業や公務員を目指さなければならないのか」と疑問を抱えていたそうです。また、音楽の先生から、「なぜあなたはドレミファソラシドのどれにも当てはまらないの?」と言われたこともあったそうです。進路選択を迫られた時、志喜屋さんはアメリカに行けば新しい世界があるのではと考え、アメリカ留学を決意されました。しかし、留学には多額の費用が必要です。アルバイトをしたいとお父さんに相談したところ、「人に雇われるだけがお金を稼ぐ方法じゃない」と助言を受けたそうです。この言葉をきっかけにビジネスを始め、その経験を通じて働き方に対する考え方が大きく変わったといいます。「働き方は無限にある」ーこの言葉は、志喜屋さんの今のお仕事につながってると感じました。
志喜屋さんはアメリカのデトロイトに留学されましたが、留学先の環境は非常に厳しいものでした。ホストファミリーの家庭内では罵り合いが絶えず、ホストファーザーはDV加害者だったそうです。さらに最初の半年間は、英語が話せなかったこともあり、友達を作ることができなかったといいます。しかし、この状況を変えていかなければならないと決意し、自分が可哀想だという考えを手放すことにしたそうです。そして、さまざまなコミュニティに積極的に参加することで、少しずつ友達を作ることができたといいます。高校卒業後はアメリカの短期大学に進学し、企業でのインターンを経て、4年制大学に編入されました。大学在学中に海外のYoutube動画を見て自分にもできそうだと感じ、当時はアメリカ生活や留学について発信している日本人がほとんどいなかったことから、アメリカ生活や留学のことを発信するYouTubeを始められました。
現在、志喜屋さんはインフルエンサーとして活躍されていますが、その一方で大変なこともたくさんあるとお話しされていました。毎日のように誹謗中傷が届き、それを受け止めなければならず、何万という人が自分の行動や発言・決断を見ているというプレッシャーを感じることもあるそうです。また、結果がすべて数字で表れ、うまくいっているかどうかが一目でわかってしまう現実に向き合わなければならないといいます。また、常に面白いアイデアを探し続け、プライベートの時間がほとんどない生活を送っているとのことです。
それでも、志喜屋さんは「今はプライベートがない生活だけど、大学生の時よりも、何十倍も楽しい」とお話しされていました。その理由は、自分のやりたいことができており、自分に素直に生きているからだそうです。アメリカ留学やホストファミリーとの経験を含め、これまでの経験は全て自分自身で選択してきた結果であり、後悔はないと語られていたことが印象的でした。「本当は自分は何が好きで、何がやりたいんだろう」ということを自問自答し続けてきたからこそ、新しいことに挑戦し、たとえ困難な状況に直面しても、それを乗り越えられたのだと感じました。
講演の最後に、志喜屋さんはお母様からの言葉を紹介してくださいました。
ー自分に素直に生きていれば大変かもしれないけど、不幸じゃないー
今回の講演から、「自分は何をやりたいのか」を問い続け、挑戦することの大切さを学びました。そして、自分に素直に生きることで大変な挑戦にも前向きに取り組み、困難を乗り越えられる力が生まれるのだと気づくことができました。
「総合2024」第16回、10月17日(木)の講演は、コンテンツクリエーターとして活躍されている志喜屋成海さんに講演していただきました。志喜屋さんは高校生の頃に県費留学にて渡米され、その後アメリカ企業でのインターンや4年生大学への編入、大学院への進学など、アメリカでの生活を続けてこられました。また、留学を考える人へのアドバイスができればと、2015年からYouTubeに動画投稿を始め、2018年にはオンラインラジオ(Podcast)『シノブとナルミの毒舌アメリカンライフ』をスタートされました。今回は、沖縄から本学にお越しいただき、『私はアメで明日は晴れで』というテーマでお話いただきました。
志喜屋さんは、高校生の頃から日本の学校教育の制度に馴染めず、息苦しい日々を過ごされていたといいます。「なぜ皆と同じことをしなければならないのか」「なぜ受験をして、大企業や公務員を目指さなければならないのか」と疑問を抱えていたそうです。また、音楽の先生から、「なぜあなたはドレミファソラシドのどれにも当てはまらないの?」と言われたこともあったそうです。進路選択を迫られた時、志喜屋さんはアメリカに行けば新しい世界があるのではと考え、アメリカ留学を決意されました。しかし、留学には多額の費用が必要です。アルバイトをしたいとお父さんに相談したところ、「人に雇われるだけがお金を稼ぐ方法じゃない」と助言を受けたそうです。この言葉をきっかけにビジネスを始め、その経験を通じて働き方に対する考え方が大きく変わったといいます。「働き方は無限にある」ーこの言葉は、志喜屋さんの今のお仕事につながってると感じました。
志喜屋さんはアメリカのデトロイトに留学されましたが、留学先の環境は非常に厳しいものでした。ホストファミリーの家庭内では罵り合いが絶えず、ホストファーザーはDV加害者だったそうです。さらに最初の半年間は、英語が話せなかったこともあり、友達を作ることができなかったといいます。しかし、この状況を変えていかなければならないと決意し、自分が可哀想だという考えを手放すことにしたそうです。そして、さまざまなコミュニティに積極的に参加することで、少しずつ友達を作ることができたといいます。高校卒業後はアメリカの短期大学に進学し、企業でのインターンを経て、4年制大学に編入されました。大学在学中に海外のYoutube動画を見て自分にもできそうだと感じ、当時はアメリカ生活や留学について発信している日本人がほとんどいなかったことから、アメリカ生活や留学のことを発信するYouTubeを始められました。
現在、志喜屋さんはインフルエンサーとして活躍されていますが、その一方で大変なこともたくさんあるとお話しされていました。毎日のように誹謗中傷が届き、それを受け止めなければならず、何万という人が自分の行動や発言・決断を見ているというプレッシャーを感じることもあるそうです。また、結果がすべて数字で表れ、うまくいっているかどうかが一目でわかってしまう現実に向き合わなければならないといいます。また、常に面白いアイデアを探し続け、プライベートの時間がほとんどない生活を送っているとのことです。
それでも、志喜屋さんは「今はプライベートがない生活だけど、大学生の時よりも、何十倍も楽しい」とお話しされていました。その理由は、自分のやりたいことができており、自分に素直に生きているからだそうです。アメリカ留学やホストファミリーとの経験を含め、これまでの経験は全て自分自身で選択してきた結果であり、後悔はないと語られていたことが印象的でした。「本当は自分は何が好きで、何がやりたいんだろう」ということを自問自答し続けてきたからこそ、新しいことに挑戦し、たとえ困難な状況に直面しても、それを乗り越えられたのだと感じました。
講演の最後に、志喜屋さんはお母様からの言葉を紹介してくださいました。
ー自分に素直に生きていれば大変かもしれないけど、不幸じゃないー
今回の講演から、「自分は何をやりたいのか」を問い続け、挑戦することの大切さを学びました。そして、自分に素直に生きることで大変な挑戦にも前向きに取り組み、困難を乗り越えられる力が生まれるのだと気づくことができました。
国際関係学科4年 リーフィ
コメントシートより
- 今回、志喜屋さんのお話を聞いて、とても前向きな気持ちになりました。自分のやりたいことにどんどん挑戦している志喜屋さんだからこそ最初か最後までずっと明るくエネルギーを持ってお話をしていらっしゃって、素敵だと感じました。私も自分のやりたいことにどんどん挑戦して志喜屋さんのような明るくエネルギーを持った人になりたいです。また、「自分に素直に生きていれば大変かもしれないけど不幸じゃない」と言うご講演の最後のお言葉がとても心に残り、本当にその通りだと感じました。人に合わせてやりたいことをやらない我慢した人生よりも、たとえ他の人とは違っても自分のやりたいことに真っ直ぐ突き進む人生でありたいと改めて感じました。
- 講演を聞いて、周りが自分のことを思ってアドバイスをしてきても、結局自分のことは自分で決めていいのだなと思ったし、自分の本当にやりたいことをやるべきだと思い、どれを選択すればいいのか悩んだときは、自分の軸を大切にしわくわくするものを選択していきたいと思った。ある選択が大変なことだとしても大変と不幸はイコールではないという言葉がとても共感できて印象に残った。人それぞれ幸せは違って、自分にとっての幸せを大切に素直に生きていれば好きなことも見つかると思い、自分の素直な気持ちを大切にしようと思った。