第12回 学生スタッフレポート
自分の名前で生きていく「わたし」の生き方(日本から世界へ)
上野 チェルシー有彩 氏(キャリアデザイナー/コンテンツクリエイター)


皆さん、こんにちは!
「総合2024」第12回、9月19日(木)の講演は、キャリアデザイナー / コンテンツクリエイターとして活躍されている上野チェルシー有彩さんに講演いただきました。上野さんはこれまでRed BullインターンやShopify日本第一号社員として海外tech企業の日本立ち上げに携わられ、現在はシリコンバレーの米VCでスタートアップ支援を担当されています。今回は、アメリカからオンラインでご参加いただき、『自分の名前で生きていく「わたし」の生き方(日本から世界へ)』というテーマでお話いただきました。
ここでは、上野さんの講演で印象に残ったこと2つを紹介します。
1つ目は、「所属先に捉われない、個人としての生き方」です。上野さんは学生時代から「〇〇大学に所属する上野」という肩書きがあまり好きではなかったそうです。個人であることよりも大学や会社などの所属先で判断されてしまうことに疑問を感じ、それ以来、所属先に捉われず、自分の名前で生きていくことを大切にされているそうです。社会人になってからも、自分自身が会社のブランドを背負って渡り歩く人間になりたい、という考えのもと個人事業主に転向し、フリーランスとして15社以上の企業で仕事をされてきました。
多くの場面で、人は所属先によって価値や能力を判断されがちです。また、自らも所属先に縛られ、自分の可能性を無意識のうちに制限してしまうことが少なくありません。上野さんの「所属先に捉われない、個人としての生き方」は、このような所属先ありきの自分ではなく、個人としての私という存在に目を向け、自分自身の能力や可能性を追求することで人生を切り拓くことができるのだと学びました。
2つ目は、「rice work, life work」です。rice workとは、生活のために必要な仕事、life workは、自分が好きで本当にやりたい仕事を指します。上野さんは、ご自身のlife workとして教育の機会の平等(education equality)、自分の人生を主体的にコントロールするスタートアップマインド(startup mindset)、ジェンダー平等(gender equality) をテーマに挙げていらっしゃいます。これらの活動は、社会にとっては重要な意義を持つ一方で、そこから利益を得ることは難しく、時間のかかるものです。上野さんは、これらの活動を続ける中で、「社会的なことをやりたいと思えば思うほど、お金のことを知らなければならない」と実感し、何かを実現するためには、資金を生み出す力が不可欠であると考え、スタートアップに興味を持つようになったそうです。スタートアップを学ぶため、イタリアのミラノ工科大学院に進学され、卒業後はスタートアップの中心地ともいえるシリコンバレーで働かれています。
私は、自分がやりたいと思っている仕事や活動があっても、生活を支えることを優先しなければならないため、現実との折り合いをつける必要があると、どこかで諦めの気持ちを抱いていました。しかし、上野さんの講演を通じて、生計を支える仕事(rice work)と情熱を注げる仕事や活動(life work)を両立させることも可能で、それが人生を豊かにしてくれるのだと感じ、本当にやりたい仕事を中心に据えて、キャリアを再考するきっかけになりました。
今回の講演から、「どこかに所属する私」ではなく、「個人としての私」に目を向けながらキャリアや人生を積み重ね、所属で自分の人生が語られるのではなく、自分の人生を自分の言葉で伝えられるようになりたいと強く思いました。
「総合2024」第12回、9月19日(木)の講演は、キャリアデザイナー / コンテンツクリエイターとして活躍されている上野チェルシー有彩さんに講演いただきました。上野さんはこれまでRed BullインターンやShopify日本第一号社員として海外tech企業の日本立ち上げに携わられ、現在はシリコンバレーの米VCでスタートアップ支援を担当されています。今回は、アメリカからオンラインでご参加いただき、『自分の名前で生きていく「わたし」の生き方(日本から世界へ)』というテーマでお話いただきました。
ここでは、上野さんの講演で印象に残ったこと2つを紹介します。
1つ目は、「所属先に捉われない、個人としての生き方」です。上野さんは学生時代から「〇〇大学に所属する上野」という肩書きがあまり好きではなかったそうです。個人であることよりも大学や会社などの所属先で判断されてしまうことに疑問を感じ、それ以来、所属先に捉われず、自分の名前で生きていくことを大切にされているそうです。社会人になってからも、自分自身が会社のブランドを背負って渡り歩く人間になりたい、という考えのもと個人事業主に転向し、フリーランスとして15社以上の企業で仕事をされてきました。
多くの場面で、人は所属先によって価値や能力を判断されがちです。また、自らも所属先に縛られ、自分の可能性を無意識のうちに制限してしまうことが少なくありません。上野さんの「所属先に捉われない、個人としての生き方」は、このような所属先ありきの自分ではなく、個人としての私という存在に目を向け、自分自身の能力や可能性を追求することで人生を切り拓くことができるのだと学びました。
2つ目は、「rice work, life work」です。rice workとは、生活のために必要な仕事、life workは、自分が好きで本当にやりたい仕事を指します。上野さんは、ご自身のlife workとして教育の機会の平等(education equality)、自分の人生を主体的にコントロールするスタートアップマインド(startup mindset)、ジェンダー平等(gender equality) をテーマに挙げていらっしゃいます。これらの活動は、社会にとっては重要な意義を持つ一方で、そこから利益を得ることは難しく、時間のかかるものです。上野さんは、これらの活動を続ける中で、「社会的なことをやりたいと思えば思うほど、お金のことを知らなければならない」と実感し、何かを実現するためには、資金を生み出す力が不可欠であると考え、スタートアップに興味を持つようになったそうです。スタートアップを学ぶため、イタリアのミラノ工科大学院に進学され、卒業後はスタートアップの中心地ともいえるシリコンバレーで働かれています。
私は、自分がやりたいと思っている仕事や活動があっても、生活を支えることを優先しなければならないため、現実との折り合いをつける必要があると、どこかで諦めの気持ちを抱いていました。しかし、上野さんの講演を通じて、生計を支える仕事(rice work)と情熱を注げる仕事や活動(life work)を両立させることも可能で、それが人生を豊かにしてくれるのだと感じ、本当にやりたい仕事を中心に据えて、キャリアを再考するきっかけになりました。
今回の講演から、「どこかに所属する私」ではなく、「個人としての私」に目を向けながらキャリアや人生を積み重ね、所属で自分の人生が語られるのではなく、自分の人生を自分の言葉で伝えられるようになりたいと強く思いました。
国際関係学科4年 リーフィ
コメントシートより
- 今回の講演でお話された上野さんは、「人の2倍働いて、3倍遊ぶ」をモットーとしていた。経験を積み重ねて、足で稼ぐという上野さんのスタイルがよく表れているモットーだと思った。また、上野さんは友人の影響を受けて、イタリアへ留学を決めたり、友人を通して仕事を紹介してもらったりしていたため、改めて人脈構築の大切さを学ぶことができた。私は、自ら新しい環境に身を置くことに対して、少し苦手意識があるが、自分自身の学びのためにも、今後は様々なコミュニティーに身を置いて、様々な人たちと関わっていこうと考えた。
- 私も他人や立場によって個人を決めつけられることが嫌でそれを理解してくれる人が周りにいないことがとても辛かったです。上野さんの話を聞いていてどこか自分と似ているような気がしました。悔しさをエネルギーに変えるところや目標を細かく設定することなど同じところが多々あったことで自分は間違っていないのだと思うことができました。自分のことを決めつけないで常に挑戦し続ける姿に感銘を受け勇気を沢山もらえました。
- 今回、上野さんのお話を聞いて、挑戦し続ける姿勢に感銘を受けた。私は上野さんのように何かにパッションを持って、様々な国に行き、活動することはまだ自分に自信が無いので、出来そうにないですが、いつか上野さんのように行動力のある人になりたいと思った。まずは自分に出来る目的を持って学ぶこと、コミュニティを広げることから始めようと思う。また、努力をしていれば、それを見ていてくれる人がいると思うのでこれからも努力を続けられる人でありたいと改めて感じた。