第18回 学生スタッフレポート
津田塾英文科在学中のオタ活の延長でプログラミングにハマり外資企業のエンジニアになった体験談
千代田 まどか(ちょまど)氏(Microsoft 社 Cloud Developer Advocate)
みなさん、こんにちは!第3ターム最後の講演は、ITエンジニア兼マンガ家として活動されている千代田まどか(ちょまど)さんにお越しいただきました。千代田さんは津田塾大学の卒業生であり、現在、Microsoft 社でCloud Developer Advocateとしてお仕事をされながら、メディア出演や講演活動なども行っています。
この講演では、千代田さんが学生時代から現在の職業に就くまでの経緯をお話してくださいました。千代田さんのトークやスライドはとてもユニークなもので、ついつい引き込まれてしまうような講演でした。その中でも特に私が印象に残ったことを大きく2つに分けて紹介していきたいと思います。
まず1つ目は、千代田さんにはとてもプログラミングに対して愛や熱量があることです。千代田さんはこれまで、プログラミングがしたくてもできにくい環境に何度か直面をされましたが、その度にどのようにしたらプログラミングをすることができるのか考え、行動をされてきました。例えば、千代田さんは大学受験の際、プログラミングを学ぶために情報学科を目指しましたが不合格になってしまい、合格をいただいた学校の中から津田塾大学の英文科に進学をされました。しかし、入学後もプログラミングの勉強がしたいという思いが強くあった千代田さんは、SNSや本などを活用して独学でプログラミングの勉強をし、没頭していったそうです。また大学卒業後、新卒でシステムエンジニアとして大手のIT企業に入社しましたが、千代田さんが思い描いていたプログラミングがたくさんできる仕事ではなく、ただただ単調作業をするような業務内容でした。そのような状況に対して早く環境を変えることが大事だと気づいた千代田さんは、家族の反対を押し切り、プログラミングがたくさんできるスタートアップの企業へ転職をされました。
千代田さんの大学時代や社会人1年目のお話を聞いて、私が千代田さんの立場だったら、周りに流されてしまうかもしれないと思いました。英文科に進学が決まったのならプログラミングではなく英語を頑張ろう、入った会社がそのような仕事ならショックだけどせっかく入った会社だからここで頑張ろうなどと考え、自分の本当にやりたいことに対して目をつぶってしまうかもしれません。しかし、千代田さんはプログラミングという枠(興味)に対して、知りたい、頑張りたい、楽しみたいという思いが常に強くあり、たとえ自分がプログラミングができるような枠(環境)に属していなくてもあきらめずに行動し、努力していったのだなと感じました。私は自分の周囲にいる家族や友達、そして家や学校などの環境から直に影響を受けてしまうことがよくあるので、周囲がそうだから自分もそうすると考えるのではなく、本当に今やっていることはそれで良いのかなと自分自身について改めて考えることが大切であると思いました。
続いて2つ目は、最低でも3つ「点」があるとより良いというお話です。点は自分の興味や関心、特技、経験などのことを指しています。最低3つの点というのは、1つだと点であり、2つだと線になり、3つだと面になるという意味で、普段から色々な点を持つことによって物事を多角的に見たり考えたりでき、挑戦できる幅を増やすことができると千代田さんはおっしゃっていました。実際、千代田さん自身もプログラミングやマンガ、英語などたくさんのことに興味を持っていたおかげで、引き受けることができた仕事がたくさんあったそうです。一見、別のジャンルやカテゴリーの枠であったとしても、その枠同士が重なることで新たな価値や選択肢が広がっていくのかなと千代田さんのお話を聞いて感じました。私自身、普段から様々なことに興味を持ったり考えたりしますが、たまにこんなことに興味を持っていても意味があるのかな、役に立つのかなと少し悲観的に捉えてしまうこともあります。しかし、いつか何かのめぐり合わせで自分が興味を持っていたことや頑張ってきたことが活かされたり、強みになったりするかもしれません。自分の可能性を広げるためにも、多くのことにチャレンジしていくことが大事だと気づくことができました。
千代田さんの講演を聞いて、周囲に流されすぎず、もっと自分の好きなことを大切にし、それを自分のできることややりたいことに繋げることができたら良いなと思いました。みなさんも自分が今興味を持っていることを理解し、それが強みにできるように行動してみてはいかがですか?
この講演では、千代田さんが学生時代から現在の職業に就くまでの経緯をお話してくださいました。千代田さんのトークやスライドはとてもユニークなもので、ついつい引き込まれてしまうような講演でした。その中でも特に私が印象に残ったことを大きく2つに分けて紹介していきたいと思います。
まず1つ目は、千代田さんにはとてもプログラミングに対して愛や熱量があることです。千代田さんはこれまで、プログラミングがしたくてもできにくい環境に何度か直面をされましたが、その度にどのようにしたらプログラミングをすることができるのか考え、行動をされてきました。例えば、千代田さんは大学受験の際、プログラミングを学ぶために情報学科を目指しましたが不合格になってしまい、合格をいただいた学校の中から津田塾大学の英文科に進学をされました。しかし、入学後もプログラミングの勉強がしたいという思いが強くあった千代田さんは、SNSや本などを活用して独学でプログラミングの勉強をし、没頭していったそうです。また大学卒業後、新卒でシステムエンジニアとして大手のIT企業に入社しましたが、千代田さんが思い描いていたプログラミングがたくさんできる仕事ではなく、ただただ単調作業をするような業務内容でした。そのような状況に対して早く環境を変えることが大事だと気づいた千代田さんは、家族の反対を押し切り、プログラミングがたくさんできるスタートアップの企業へ転職をされました。
千代田さんの大学時代や社会人1年目のお話を聞いて、私が千代田さんの立場だったら、周りに流されてしまうかもしれないと思いました。英文科に進学が決まったのならプログラミングではなく英語を頑張ろう、入った会社がそのような仕事ならショックだけどせっかく入った会社だからここで頑張ろうなどと考え、自分の本当にやりたいことに対して目をつぶってしまうかもしれません。しかし、千代田さんはプログラミングという枠(興味)に対して、知りたい、頑張りたい、楽しみたいという思いが常に強くあり、たとえ自分がプログラミングができるような枠(環境)に属していなくてもあきらめずに行動し、努力していったのだなと感じました。私は自分の周囲にいる家族や友達、そして家や学校などの環境から直に影響を受けてしまうことがよくあるので、周囲がそうだから自分もそうすると考えるのではなく、本当に今やっていることはそれで良いのかなと自分自身について改めて考えることが大切であると思いました。
続いて2つ目は、最低でも3つ「点」があるとより良いというお話です。点は自分の興味や関心、特技、経験などのことを指しています。最低3つの点というのは、1つだと点であり、2つだと線になり、3つだと面になるという意味で、普段から色々な点を持つことによって物事を多角的に見たり考えたりでき、挑戦できる幅を増やすことができると千代田さんはおっしゃっていました。実際、千代田さん自身もプログラミングやマンガ、英語などたくさんのことに興味を持っていたおかげで、引き受けることができた仕事がたくさんあったそうです。一見、別のジャンルやカテゴリーの枠であったとしても、その枠同士が重なることで新たな価値や選択肢が広がっていくのかなと千代田さんのお話を聞いて感じました。私自身、普段から様々なことに興味を持ったり考えたりしますが、たまにこんなことに興味を持っていても意味があるのかな、役に立つのかなと少し悲観的に捉えてしまうこともあります。しかし、いつか何かのめぐり合わせで自分が興味を持っていたことや頑張ってきたことが活かされたり、強みになったりするかもしれません。自分の可能性を広げるためにも、多くのことにチャレンジしていくことが大事だと気づくことができました。
千代田さんの講演を聞いて、周囲に流されすぎず、もっと自分の好きなことを大切にし、それを自分のできることややりたいことに繋げることができたら良いなと思いました。みなさんも自分が今興味を持っていることを理解し、それが強みにできるように行動してみてはいかがですか?
数学科3年 みずいろ
コメントシートより
- 自分は今まで一つのことを極めたほうが将来にも役立つし、世間的に見ても評価が良くなると思い込んでいたけれど、たくさんのことを経験することやリスクが生じたり安定は得られないとしても自分のしたいことを突き詰めるために多くのことをやってみるという発想は今の自分が行き詰ってしまったときに新たな角度からアプローチができるし、まどかさんのように思わぬ出会いや経験をすることに繋がるかもしれないのでむしろ重要だと思った。
- 「環境のせい、誰かのせいにすることは簡単で、多くの場合、そうしてしまうことが多いが、本当に心の底から好きで打ち込めるものを見つけられ、その情熱に従ってあなたの人生を送ろうとした時、あなたの人生は自己責任になって、そして最高に楽しく輝くだろう」というようなメッセージを受け取った気がする。千代田さん自身、沢山の壁や課題に当たり、他者からの罵倒を多く浴びたと思うが、それでもここまでプログラミングの道を歩み続けられたのは、きっと千代田さんが心から「好き」と思えるものに出会えたからなのだと、そしてその「好き」「楽しい」という気持ちを忘れずに、見過ごさず、大切に育んできたからなのだと感じた。「Follow my heart」、自分の心の声をじっくり丁寧に聞いてみたい思う。
- 自分にとって好きなこと、打ち込めることを見つけ、人生を全力で楽しむ千代田さんの姿を見て、とても素敵な生き方だなあと感じた。「好きなことを仕事にしない方が良い」という助言をよく耳にする。好きなことを仕事にすることで、好きなことが嫌いなことになってしまうのは避けたいと思い、私もこの考え方にある程度賛成してきた。しかし、千代田さんのご講演を聴いて、自分の好きなことをお仕事にしても、「好き」という気持ちを継続させることはできるということを知ることができ、働き方の新たな視点を得ることができた。私は、まだ打ち込めることを見つけていないが、興味があることならなんでも挑戦してみて、焦らずゆっくりと夢中になれることを探していきたいと思う。