第25回 学生スタッフレポート

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好きな生き方を実現するために

島田 高行 氏
(金沢工業大学大学院修士2年 ビジネスアーキテクト専攻/
株式会社 LODU(ロデュ)代表取締役CEO)

みなさんこんにちは!年明け最初の「総合2021」では、金沢工業大学大学院修士2年生であり、SDGsを推進する会社(株式会社LODU)の代表取締役CEOも務められている島田高行さんに講演をしていただきました。学部生のときにSDGsについて興味を持ち始めた島田さんは、SDGsに関する様々なワークショップを国内外で開いた経験から、現在はSDGsを学ぶことができるゲームの作製を行い、教育機関や企業などを支援する活動をしています。そんな様々なことにチャレンジする島田さんから「好きな生き方を実現するために」というテーマで今回はお話をしていただきました。

島田さんがSDGsの推進に励んだ理由は、SDGsに取り組むことで自分にとって楽しくて幸せな人生を歩めることに気づいたからだそうです。島田さんは大学入学当初、自分には一体何ができるのか、何のために生きているのかと様々な悩みを抱えていました。しかし、思い悩んでいても仕方がない、好きなことをベースになんでもやってみよう!と思い立ち、フィジーへ留学をしたり、インドで社長のカバン持ちを経験したりして自分自身を成長させていきました。留学を終え、3年生のときにSDGsと出会った島田さんは、自分がSDGsに取り組むことで世界を助けることができるとともに自分も幸せになれるのではないかと感じ、それが自分の「生きがい」に繋がると気づいたそうです。私も大学に入学してから自分が本当は何をやりたいのかわからなくなってしまい、将来に不安を抱いていた時期がありました。しかし、自分のやりたいことは、何か行動をした時にその取り組みの過程で見つけることができるものなのではないかと島田さんのお話から感じました。どんなに小さなことでも大きなことでも良いので、少しでも楽しそうだな、面白そうだなと思ったことに対してはとりあえずやってみるという姿勢がとても大事だと思います。

また、島田さんはSDGsに取り組んだことで自分の人生の軸を見つけることができたり、仲間が増えてたくさんの人に応援されたりと良かったことがたくさんあったとおっしゃっていました。その中でも特に嬉しかったことは、日々の生活が充実し、自分の人生がとても楽しくなったことだそうです。自分の興味を持ったことを追求することでただその分野に詳しくなれるだけではなく、その繋がりからたくさんのことに出会える機会が増えるというのがとても素敵だと思いました。そしてその出会いが多くなることで、自分のやりたいことがまた新たに見つかり、様々なことに挑戦しやすくなれるとも感じました。

最後に島田さんは、何かを成す人と、いつか何かを成し遂げたいとただ夢を見ている人の違いはなにか受講生に問いかけました。みなさんはどのような違いだと思いますか?島田さんは「行動をするかしないか」とおっしゃいました。ダメもとでも3日坊主でもいいので、とにかく惹かれたら行動することが大きな違いに繋がるとお話ししてくださいました。私は何か行動を起こそうとするとき、本当にやっていいのか、失敗してしまったらどうしたらいいのかという先々の不安に駆られてしまい、躊躇ってしまったことを過去に何度か経験しています。しかし島田さんのお話から、失敗というものは決して悪いものではなく、自分自身が突き進んでいくためのとても大事な要素であるということに気づくことができました。これからは失敗を恐れすぎず、やりたいという純粋な気持ちを大切にして物事に取り組んでいきたいです。

島田さんの講演をお聞きして、今後の自分について改めて考える素晴らしい機会になりました。みなさんも島田さんがお話してくださったことをヒントに、自分なりのアクションを起こしてみてください。
数学科2年 みずいろ

コメントシートより

  • 好きなことを仕事にできる時代になったことは当たり前ではなく素敵なことであると気が付いた。せっかくそんな時代に生きているなら好きなことを仕事にしたいと思った。私は様々なジャンルのことに興味を持ちがちであるが、何もせず気づいたらブームが過ぎて何もなかったことにといった経験がよくあり、それがとてももったいないことだなと感じた。続くかわからなくても興味を持ったら行動してみようと思った。自分に今明確な夢がないからこそとにかく行動しなければいけないと強く感じた。コロナが再流行し始め気持ちも落ち込み自分の人生に満足できない日々がここ最近続いていたが、何かを見つければ気持ちも晴れ人生がより豊かになるのではないかと感じ自分と向き合い何かを見つけたいと思った。
  • 今回の講演から学んだことは、二つある。一つ目は、「自分と真っ直ぐに向き合い、その上で他者を巻き込んでいくことの大切さ」である。私は共感力が高く、共感が原動力となって力を発揮したり、自分の存在意義を見出したりすることが多い。それが自分の取り柄であると考えてきたが、今回の講演を聞いて、もう少し自分自身の「好き」に向き合ってみることで、さらなる充足感が得られるのではないかと感じた。これまで、「自分らしく生きる」ということはどういうことなのかを何度も考えてきた。今回の講演を聞いて、「自分らしく生きる」ということは、自分の「好き」を理解して、それを自分の中で大切にして生きていくことなのではないかと感じた。  二つ目は、「行動を起こすことの重要性」である。これは今日知ったことではないが、講演を聞いて、「行動を起こさなくては何も始まらない」ということ、「思い立ったときに、少しの勇気を持って動き出すことが重要なのだ」ということに、改めて気づかされた。私自身、物事を始める際に考えすぎてしまうことが度々あり、心配をしすぎてチャンスを逃してしまったこともある。今年は後悔することのないよう、自分がやってみたいと感じたことに関しては、初めの一歩を踏み出す勇気を持てるようになりたいと強く感じた。
  • 今回の講演で島田さんは何度も、行動すること、やってみることが大事だとおっしゃっていた。また、人の評価を気にしすぎると行動できなくなるともおしゃっていた。思い返すと私はいつも親の評価を気にしてしまい、悪い結果が出たときを恐れてためらってしまうことがこれまで何度もあったということに気が付いた。話を聞く限り、私は1年生の時の島田さんと同じような思考だと思った。私も島田さんのように、一歩踏み出して行動することを意識して過ごしていこうと思った。そして、その勇気が好きなこと、やりたいことを見つけるチャンスにつながるということを学んだ。
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