第20回 学生スタッフレポート

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悩んで見つけた、一生モノのダイエット

岸村 康代 氏(フードプランナー / 管理栄養士 / シニア野菜ソムリエ)

 11月28日の第20回「総合2019」では、フードプランナーであり、管理栄養士 、シニア野菜ソムリエでもある岸村康代さんにお越しいただきました。岸村さんは、毎日のヒントになるようなお話をたくさん聞かせてくださいました。
 岸村さん自身もダイエットに長年苦しんだ時期があり、食には悩まされたそうです。しかし、最後に助けてくれるのも食であると感じ、現在は「忙しい時に無理なく出来ること」を大切に、研究しておられます。そして、幸せ・健康になるための手段というダイエットの本来の目的を達成できる、正しいダイエットの知識を多くの人に伝えています。

講演を通して、ダイエットでは「出来ることを続けていくこと」が大切であるということを伝えてくださいました。吸収したいものは空腹の時に食べる、調理法を変える、一口減らすなど、小さなことでもできることはたくさんあります。普段の生活に「ちょい足し」してできることならば長続きしやすいそうです。
講演の中では、岸村さんが設立された「大人のダイエット研究所」のWebサイトでも紹介されている「ズボラレシピ」もご紹介くださいました。Webサイトでも「ズボラな繊活ごはん」<http://otona-diet.jp/fiber/recipe>のページにたくさんのレシピが紹介されています。ちなみに「繊活」とは、食物繊維を美味しく、効果的にとろうというものです。食物繊維をとることは、美容にも健康にも良いそうです。岸村さんのちょい足しのレシピを毎日の食事に取り入れてはみませんか?
さらに、食事に気をつけることはダイエットにつながるだけではありません。腸内環境はメンタルにも関わると考えられています。また、血糖値をコントロールする食べ方は心にも良いそうです。つまり体や精神を良くすることにもつながるのです。

 岸村さんがお話してくださったことは、食生活を変えることに役立つだけではなく、普段の生活を変えることにも役立つのではないかということです。そんなお話の中でも特に心に残った、ダイエットの魔法の言葉のいくつかをご紹介します。1つ目は「無料のスポーツクラブに感謝する」です。普段、階段があると嫌だと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、逆に無料で運動できるありがたい場所という見方もできます。2つ目は「一口だけ」です。まず一口だけ、減らす。少しでも続けることで変化が起こります。3つ目は「『も』でほめる」です。痩せることに成功した人もまずは少しの変化から始まっています。100g「しか」痩せていない、ではなく、100g「も」痩せたことを褒めることが大切だそうです。これは仕事・勉強にも使える言葉です。あと5分しかないではなく、あと5分「も」ある。考え方や行動を少し変えてみるだけで、健康で心に余裕のある人生になるのではないでしょうか。

岸村さんのように自分自身も苦しんだからこそ、人に寄り添ったアドバイスができること、それによって人を助けることができることを学ぶことができました。

情報科学科1年 すみっこ

コメントシートより

  • 自分のできる小さなことからコツコツできたらと感じた。
  • 食は体の見た目だけでなく、精神的な面などの状態にも影響を与えるので、大切にしたいと思った。自分で料理をするのは大変だけど、少しずつできる事から始めてみようと思った。
  • ダイエットはつらいものだと思っていたが、ちょっとした視点の変換で楽しく続けられるものなのだということを学んだ。視点の変換は食だけではなく、様々なものにもつながると思うので、この考え方をこれから大切にしようと思った。
  • 食事は毎日することなので、いかにストレスなく続けられるかはとても重要な観点だと思った。
  • 痩せるためだけでなく、健康で美しい人になるための食事をとるべきだと今日気付かされた。
  • 食べものは人を作る一番基盤になるものなのだと改めて思った。
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