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2026/6/15

ヘレン・パンカースト教授、キャシー・ワトソン氏をお迎えして ——シンポジウム開催、展覧会ご観覧と貴重な書籍のご寄贈

女性参政権運動のシンボルカラーのスカーフをまとったパンカースト氏(左)、髙橋学長(右)
2026年5月30日(土)、津田塾大学言語文化研究所の主催により、シンポジウム"International Perspectives on Women’s Rights and Welfare:history, literature and politics"が開催されました。今回のシンポジウムでは、国内の研究者に加え、英国の女性参政権運動を主導したシルヴィア・パンカースト氏の孫であり、マンチェスターメトロポリタン大学教授・活動家として活躍されているヘレン・パンカースト氏、そしてエチオピアを中心に国際協力や女性支援の分野で長年活動を続けてこられた人類学者キャシー・ワトソン氏のお二人をお迎えしました。

小平キャンパスに滞在中のお二人には、現在、小平キャンパスの津田梅子記念交流館で開催されている「女子英学塾の「翻訳力」と女性参政権運動展」をご観覧いただきました。この展覧会は、日本の女性たちが参政権を行使して80周年であることを記念し、日本における女性参政権獲得への道のりを、女子英学塾の関係者が海外の思想を「翻訳」というかたちで日本に紹介することを通して下支えしてきた貢献に光をあてたものです。英国の運動を主導したシルヴィア氏の著作を日本で初めて翻訳した本学元学長・藤田たきの功績など、当時の歴史的資料や写真の数々を、お二人は大変熱心にご覧になっていました。
展示を観覧されるワトソン氏
展示を観覧されるパンカースト氏
また、今回の招聘にあたり、ヘレン氏から本学へ大変貴重な書籍をご寄贈いただきました。シルヴィア氏の直筆サインが入った19世紀末の日本の図案集で、彼女が生涯大切に保管していたものです。ヘレン氏は、「貴学がお持ちになるのが最も相応しい」と、シンポジウムの後で学長に直接手渡されました。この温かいご厚意により、パンカースト家と本学の深い歴史的絆を象徴する「宝物」が新たに本学に加わりました。 そのほか、英国女性参政権運動の映画の上映会や授業などへのお二人のご参加を通して、世界の歴史や文化、国際社会の動向を日々学んでいる本学の学生たちにとって、歴史的な繋がりを肌で感じ、未来へのインスピレーションを得る素晴らしい機会となりました。

プロフィール

ヘレン・パンカースト氏(Helen Pankhurst)

マンチェスターメトロポリタン大学教授。英国の女性参政権運動を主導したエメリン・パンカーストの曾孫であり、シルヴィア・パンカーストの孫。国際的な女性の権利活動家、作家、研究者として、女性のエンパワーメントやジェンダー平等に関する支援・啓発活動を世界的に展開している。

キャシー・ワトソン氏(Cathy Watson)

エチオピアをはじめとする国際舞台において、長年にわたり女性の支援や地域開発、国際協力活動に深く携わる。ヘレン・パンカースト氏とともに、ジェンダー平等や人権向上、グローバルな社会課題の解決に向けた取り組みを行っている。
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