CAMPUS REPORT

  1. HOME
  2. 学生生活
  3. 他業種とコラボしたJALの新たな事業を提案する~課題解決型学修を実施しました~

2024/7/29

他業種とコラボしたJALの新たな事業を提案する
~課題解決型学修を実施しました~

学外学修・キャリアセンターでは、毎年日本航空(JAL)様との連携による課題解決型学修(PBL)プログラムを実施しています。6回目を迎えた今年度は「他業種とコラボレーションしたJALの新たな事業を提案する」をテーマとして、JALのESG経営や新規事業の取組を学び、最終日には5グループによる提案を行いました。4学科の1年生から3年生20名の学生が参加し、JAL社員の皆様より温かい叱咤激励をいただきながら、内容の濃い3週間のプログラムをやり切りました。

ウォームアップ ~スキルアップとチームづくり~

 連携プログラムの実施に先立ち、これから3週間にわたって集中してチームで新たな事業提案を行うにあたり、今年はセンター初の試みとしてアイディア発想ワークショップを実施しました。
(☞第2タームが始まりました
 一緒に様々なワークを行うことで、アイディアを生み出す方法を学ぶのみならず、チーム力もアップ。
 いよいよ翌週からチームで課題解決型学修に取り組む準備ができました。

JAL社員から学ぶ
~なぜ他業種とのコラボレーションがテーマなのか?~

 初日は4名のJAL社員の皆様に迎えられ、羽田地区のJAL SKY MUSEUMで行われました。まず、津田塾大学卒業生でもある白川様より、昨今のJALを取り巻く社会・経済環境を踏まえ、環境変化に対応できる事業構造の構築の必要性から事業の多角化が求められていることや、その中で他業種とのコラボレーションが鍵となることをご説明頂きました。
 また、新たな事業を提案するうえで踏まえるべきESG経営においては、社会的価値だけではなく、経済的価値と両立させることで企業価値向上に繋げる必要があることを学びました。
 学生たちはこのプログラムへのエントリー段階からJALのESG経営や新規事業の取組をウェブページで調べるステップを踏んできましたが、社員様から直接、企業理念や目指す姿、課題について伺うことで、JAL社員の立場にたって新規事業提案を行う心構えができました。

社員の方へのアイディア発表 ~最優秀賞はどのチームに・・・~

 アイディア発表にあたっては、中間発表を経てチーム毎に最終案をブラッシュアップしていきました。中間発表時点では、社会的価値の説明に比較して経済的な価値の説明が不十分であったり、様々なアイディアが混在し、根拠の説明が不十分な様子も見られました。このような中間発表に対し、キャビンアテンダント(CA)としての現場経験やマネジメント経験豊富なJAL社員の皆様より、実際の業務を通じて得られた”顧客目線“や、JALのみならずコラボレーションする相手にとってのメリットを考える必要性等、多角的な視点からご助言を受けました。
 そして、1週間後、再度アイディアを練り直しての最終発表は、いずれも力作ぞろいとなりました。5チームの中から僅差で最優秀賞に選ばれたのは、日常生活や機内に潜むニオイ課題を解消すべく、廃棄フルーツの活用を通じて、地域活性化と環境への配慮を謳った消臭ミストの開発により「空と陸の心地よさ」の提案を行ったチームとなりました。

JAL社員との座談会 ~キャリアを知る~

 アイディア発表後は、6名のJAL社員の皆様を囲んでの座談会を行い、和やかな雰囲気の中、CAとして、または総合職としての仕事上のやりがいや、印象に残っている業務体験等をおうかがいし、航空業界やJALでの仕事や、社員の皆様の魅力を存分に感じる機会となりました。
 本プログラムを通じ、学生達は課題解決に取り組むだけでなく、自分の強みや延ばしたい力を見出し、キャリアについても考える機会となりました。この経験を糧に、学生たちには更に学内外での学びを深めていって欲しいと思います。
Copyright©2019 Tsuda University.
All rights reserved.