国際関係学研究科

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国際関係を広く俯瞰して自らのテーマに取り組む

修士課程は1974年、博士課程は1976年に設立され、いずれも国際関係学研究科としては日本で最初のものです。現代世界の諸問題を、それぞれの地域や民族の歴史的文脈を踏まえて、専門諸科学あるいはそれらの学際的アプローチによって総合的に考察・分析する能力を培うことで、高度な能力を持った専門家や研究者を育成することがねらいです。

院生の研究テーマは、時代も地域も方法もさまざまですが、広い研究領域は何らかの要因や関係によって結ばれていると考える点に、国際関係学の存在意義があるといえます。

現代世界の諸問題を学際的に解明することを院生の課題としますが、実証的かつ歴史的な考察を重視することにより諸問題を根底から理解することをめざします。さらに総合的認識とともに専門性を深めさせる努力を行っています。

それらを実現するために本研究科の特徴として、行き届いた個人指導による研究指導のほか、諸研究分野(ディシプリン)と地域研究のマトリックスで行われる「共通ゼミ」、全院生と複数の教員が参加して相互陶冶する場としての「総合ゼミ」があります。「総合ゼミ」においては、各自の研究関心と方法を絶えず練り直しつつ、さまざまな研究領域と関心の中で自らの研究を位置づけ発展させることをめざしています。研究分野としては国際政治、国際経済のみならず、社会組織や文化の領域をも含んでいます。また、EUSIによる学術交流を行っています。さらに院生は、国際関係研究所の11の関連研究会に所属し、インター・カレッジな研究活動に携わることができます。

国際関係研究所との関係

博士課程の修了者が研究を継続する場として国際関係研究所が設置されています。教員と博士課程修了者(制度上は国際関係研究所研究員)が共に研究所の運営を担っています。研究所には各種関連研究会があり、教員・研究員および院生はもとより、他大学の教員・院生もメンバーに含まれているため、外部との研究交流を行う場となっています。
2003(平成15)年度に津田塾大学は財団法人大学基準協会の相互評価の審査を受け、大学院研究科の教育・研究指導の方法について、「国際関係学研究科後期博士課程の修了者のために、助手のポストを活用するほか、国際関係研究所の研究員としてポスト・ドクトレイトの研究に引き続き従事できるよう配慮されていることは、現在、研究者の就職がきわめて困難な状況であることからも長所として推奨すべきことである。」との評価を得ました。

カリキュラム

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