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2024/8/7

2024年度キャリア教育科目「1、2年生のための就職基礎講座」の基調講演を開催しました

~「“こうあるべき”に縛られないキャリアの考え方」~

2024年6月26日(水)、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の大塚泰子様をお招きし、キャリア教育科目の初回講義として「“こうあるべき”に縛られないキャリアの考え方」と題した基調講演を小平キャンパスで開催しました。 
毎年第2タームでは、低学年を対象に将来の進路を考えるキャリア教育科目を開講しています。

2024年度の目的は、卒業後の進路を考えるにあたり、自らの「判断軸」をもって選択する力を養うことです。1、2年生から社会を広く知り、将来のことを考えつつ、学生生活をいかに充実させて自分らしく過ごせるかを考える内容となっています。

初回の基調講演では、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社の大塚泰子様にご登壇いただきました。日本のジェンダーギャップの現状と今後の問題解決について、経験談を交えながらお話いただきました。オンラインを含め120人を超える津田塾生が参加し、参加した学生からは前向きなコメントが多く寄せられました。

参加した学生の声(抜粋)

  • 本日の講演会で1番はっとしたことは、当たり前すぎることですが、津田塾大学が女子大であるということです。(当たり前ですが)女子大の中で4年間を過ごすことは共学で4年間を過ごす人よりも女性がリーダーになるということに抵抗を抱きにくい女性となり、社会に出られるのではないかと思いました。そのチャンスをしっかりと享受するために、いろんなことに自分の「色眼鏡」を外して挑戦したいです。
  • 日本のジェンダーギャップ指数が世界的に見て、とても低いことは知っていましたが、私の感覚的にはそのジェンダーギャップを感じる場面が少なかったために、あまり重要視してきませんでした。しかしこの講義を聴いて、私たち日本人の無意識の偏見やステレオタイプによってそのように思ってしまうと気づき、危機感を感じました。このグローバル社会においても私たちは外国の考え方や視点を取り入れて、私たちの社会を客観的に見つめ直すとともに、様々な人々と交流して多様化することが大切なのだと思いました。
  • 日本が単一であることを好み、変化を恐れているということ、それによって意思決定層への女性の登用が遅れ、日本のビジネスが危機に晒されているということにやっと理由を持って理解をし、知ることが出来ました。私自身気づかないうちにステレオタイプに縛られ、自身の可能性を小さく見積もってしまっていた気がしました。ステレオタイプにとらわれることは脳に大きな影響を及ぼしてしまうと知って驚いたし、恐ろしいと感じた。自身について見直し、大学生活、これからの人生をいかに過ごしていくかを考えさせられた講義でした。

「みんならしく生きてほしい」という大塚様からの力強いメッセージもいただき、学生たちもこれからの将来に向き合うきっかけになったようでした。

大学生活を充実させる、先輩たちの存在

基調講演後、「1、2年生のための就職基礎講座」では学生たちは自分の判断軸を見つけ出すワークを実施し、民間企業、官庁、教育機関に勤務されている先輩や、大学院進学された先輩たちの経験談を聞く機会を設けました。社会で活躍する先輩たちの話も励みとなり、得られた気づきを基に自らの大学生活を充実させるための「学生生活ロードマップ」を描きました。

今回の講義のように女性の生き方について深く学べる機会があることや、多くの後輩思いの卒業生の存在によって、本学が「就職に強い大学」という評価をいただけることにつながっていると実感しています。

本講義を通じ、学生が将来を見据え、充実した学生生活を送るために「学生生活で何を大切にし、いつ、何をすべきか」を主体的に考えることができるようになってほしいと思います。
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