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2024/8/1

キャリアとライフをデザインする『ワーク・ライフインターン』を実施しました 

 津田塾大学では、2017年度より、ワークとライフの両方の側面から10年後の自分について考える『ワーク&ライフインターンシップ』プログラムを実施しています。
 10年後の私はどんな風に仕事に向き合っているのか?結婚して子どもを持ったら、仕事と両立できるだろうか?そのような期待と不安を感じている女子学生は、津田塾生に限らず多いのではないでしょうか。

 このワーク&ライフインターンは、まず自分自身と向き合い、自分の価値観を探るワークショップを行います。また、実際に仕事と子育てや自分のやりたいこととの両立を実現している女性の話をおうかがいしたり、ご家庭を訪問し、お子さんともかかわる貴重な経験をすることで、よりリアルに自分の将来の姿を想像することをねらいとしています。

 2024年度は世界最大のITインフラ企業であるキンドリルの日本法人キンドリルジャパン様のご協力を得て、会社訪問をさせて頂きました。
 冒頭、Inclusion, Diversity & Equity担当の専務執行役員である松本紗代子様より、キンドリルジャパン様の女性活躍の現状(役員の女性比率26.3%など)や、男性の育休取得状況等の取組みについてご説明いただきました。また、ジェンダーに限らず多様な個性を持つ人財の活躍こそが会社の成長の源であるとの力強いメッセージと共に、一人一人が活き活きと働けるような環境づくりやカルチャーについてもうかがいました。

2024年3月時点
 引き続いてSocial Impactご担当の松山様、広報、営業、SEとして活躍する本学卒業の社員5名との座談会が行われました。学生時代から20代・30代のキャリア形成の変遷、ライフイベントを迎える中で理想と現実のギャップをどう乗り越えたか等、率直に学生たちにお話し頂きました。お話を聞きながら、学生たちはワークとライフを包含するキャリアとは、必ずしも計画的に、直線的に進むものではないことを知ると同時に、その時その時の自分自身の判断を信じることや、人生に柔軟に向き合い、楽しむことの大切さを学びました。
 その後のご家庭訪問では、実際に仕事と家庭を両立されているご夫婦からのお話を聞く中で、両立にあたっては、自分ひとりで抱えるのではなく、パートナーとの話し合いや、周りからのサポートを得ながら進めていけばよいことも新たな発見となった様子でした。

 1週間のプログラムの最終日には最終成果発表会が行われました。たくさんのロールモデルとの出会いによる視野の広がりや、目の前のことに真摯に向き合うことが、その人の魅力として輝くという気付きを得て、大学生の間に様々なことに挑戦し、一生懸命取り組むことで自分の未来を創っていきたいという決意が、晴れやかな笑顔で語られました。
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