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2021/12/24

津田梅子小袖修復プロジェクトを開始

1871(明治4)年のちょうど12月。日本初の女子留学生として最年少の満6歳で、アメリカに向け横浜から出港した津田梅子が着用していた小袖は、現在も本学津田梅子資料室にて大切に保管されています。

昨年(2020年)本学は創立120周年を迎え、これを機に小袖の修復プロジェクトを行うこととなりました。経年劣化による破損の修復はもとより、小袖本体の制作年代や染織・制作技法についてなど、史料調査を行うことを目的としています。

修復作業については、女子美術大学 染織文化資源研究所に依頼。本プロジェクトご担当の大崎綾子准教授は、日本刺繍の知見を活かし染織文化財の保存修復を数多く手がけていらっしゃいます。
また、女子美術大学は「芸術による女性の自立」「女性の社会的地位の向上」を目指し創立された大学で、本学と同じく昨年(2020年)に創立120周年を迎えました。本学も「変革を担う女性の育成」を理念に掲げ、120年以上にわたり女性をエンパワーしてきた大学であり、共通の目標を有する女子大学が手を携えて本プロジェクトを進めることになりました。

2021年12月23日(木)、本学小平キャンパスより、修復作業場となる女子美術大学の相模原キャンパスに向けて小袖の移送作業が行われました。当日は女子美術大学の大崎先生お立会いのもと移送業者の方に慎重に梱包・搬送いただきました。

本プロジェクトの完了は2022年12月を予定しています。
小袖の修復プロジェクトの途中経過につきましては、逐次本学公式Webサイトにてご報告いたしますので、ぜひご確認ください。

Photo Gallery

小袖の状態を確認する女子美術大学の大崎先生
小袖を丁寧に梱包する様子
津田梅子の小袖
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