2025/1/1
学長からの新年のご挨拶
津田梅子からのバトンを受け取るのは、
次世代の皆さんです
次世代の皆さんです
本学は今年、創立125周年を迎えます。その歩みは、6歳の少女のアメリカ留学から始まりました。
創立者津田梅子は、アメリカでの生活を通して「女性が幅広い視野と高い専門性を身に着けることは、社会において大きな力になる」と信じ、女子高等教育に尽力しました。女子が高等教育を受けることが認められていなかった時代に「女子英学塾」(津田塾大学の前身)を開校し、「男性と協同して対等に力を発揮できる女性の育成」を目指しました。
2024年7月に発行された新五千円券には、津田梅子の肖像が描かれています。日本の女子高等教育の先駆者としての功績が評価されただけでなく、津田梅子の遺志を継いだ卒業生たちが、学んだ知識を社会に還元し、様々な分野のパイオニアとして道を拓いてきたこと、そして幾多の時代の困難に直面しながらも、自由な発想で危機を乗り越え、女子英学塾が津田塾大学として今日まで続いてきた、そのことが評価された結果だと考えています。
昨年、本学の「国際数理データサイエンス学部(仮称)」設置構想が、文部科学省の「大学・高専機能強化支援事業」に選定されました。情報通信技術の急速な進展と社会への浸透により、データを適切に取り扱い、そこから意味を読み取る力はますます重要になります。「数学は苦手だから」「理系は難しそう」と女性の可能性を狭めてほしくない。新学部の構想には私たちのそのような願いを込めています。
津田梅子からのバトンを受け取るのは、次世代の皆さんです。ジェンダーバイアスを乗り越え、「変革を担う女性」の列に、ぜひ加わってください。
創立者津田梅子は、アメリカでの生活を通して「女性が幅広い視野と高い専門性を身に着けることは、社会において大きな力になる」と信じ、女子高等教育に尽力しました。女子が高等教育を受けることが認められていなかった時代に「女子英学塾」(津田塾大学の前身)を開校し、「男性と協同して対等に力を発揮できる女性の育成」を目指しました。
2024年7月に発行された新五千円券には、津田梅子の肖像が描かれています。日本の女子高等教育の先駆者としての功績が評価されただけでなく、津田梅子の遺志を継いだ卒業生たちが、学んだ知識を社会に還元し、様々な分野のパイオニアとして道を拓いてきたこと、そして幾多の時代の困難に直面しながらも、自由な発想で危機を乗り越え、女子英学塾が津田塾大学として今日まで続いてきた、そのことが評価された結果だと考えています。
昨年、本学の「国際数理データサイエンス学部(仮称)」設置構想が、文部科学省の「大学・高専機能強化支援事業」に選定されました。情報通信技術の急速な進展と社会への浸透により、データを適切に取り扱い、そこから意味を読み取る力はますます重要になります。「数学は苦手だから」「理系は難しそう」と女性の可能性を狭めてほしくない。新学部の構想には私たちのそのような願いを込めています。
津田梅子からのバトンを受け取るのは、次世代の皆さんです。ジェンダーバイアスを乗り越え、「変革を担う女性」の列に、ぜひ加わってください。
津田塾大学学長 髙橋 裕子