2023/10/31
2023年度女子大学連盟総会議長報告
女子大学は連携し、前進します
2023年10月14日に82回目の女子大学連盟総会が津田塾大学小平キャンパスで開催されました。女子大学連盟は、戦後、女子の高等教育機関が大学に昇格する際に組織されました。加盟大学は28校の女子大学で、その目的は、「相互の密接な連絡のもとに、女子大学教育の質の向上を図り、併せて内外教育機関との関連と協力につとめること」です。
今総会では、女子大学の意義や女子大学で培われるリーダーシップについて各大学の取組等の紹介が積極的に行われました。今後、女子大学間の連携がよりいっそう重要になることを踏まえつつ、協力しあって前進していくことを確認いたしました。
世界経済フォーラムが毎年発表するジェンダーギャップ指数で低迷している日本社会において、性役割を意識することなく、のびのびと学び、課外活動にリーダーシップを発揮して自律的に取り組める女子大学の環境は、女子大学を経験している学生や卒業生の幅広い世代の女性に高く評価されています。また、組織や集団における「リーダーシップ」のみならず、自身の人生を主体的に「リード」しつつ成長することを望む学生にとっての大切な選択肢として、女子大学は存在し続ける意義があります。卒業生対象の調査で「女子大学で学んでよかった」と回答する数値が伸びているというデータを示してくださった女子大学もありました。
女子大学では女子学生を中心にしてカリキュラムを作り、女性が直面する課題も意識しつつ効果的なキャリア支援につなげています。多様なロールモデルを示しながら、学生をエンパワーすることで、ジェンダーギャップの大きな社会においても、この状況を変革できるよう、確かな実力を培っています。そのためにも女子大学は世界や社会、地域の状況にアンテナを高くはり、女性のニーズに応えられるよう、その他の教育機関と連携を図り、刷新し続けてまいります。
女子大学連盟総会の議長として本総会での活発な議論を以上の通り整理しご報告いたします。
今総会では、女子大学の意義や女子大学で培われるリーダーシップについて各大学の取組等の紹介が積極的に行われました。今後、女子大学間の連携がよりいっそう重要になることを踏まえつつ、協力しあって前進していくことを確認いたしました。
世界経済フォーラムが毎年発表するジェンダーギャップ指数で低迷している日本社会において、性役割を意識することなく、のびのびと学び、課外活動にリーダーシップを発揮して自律的に取り組める女子大学の環境は、女子大学を経験している学生や卒業生の幅広い世代の女性に高く評価されています。また、組織や集団における「リーダーシップ」のみならず、自身の人生を主体的に「リード」しつつ成長することを望む学生にとっての大切な選択肢として、女子大学は存在し続ける意義があります。卒業生対象の調査で「女子大学で学んでよかった」と回答する数値が伸びているというデータを示してくださった女子大学もありました。
女子大学では女子学生を中心にしてカリキュラムを作り、女性が直面する課題も意識しつつ効果的なキャリア支援につなげています。多様なロールモデルを示しながら、学生をエンパワーすることで、ジェンダーギャップの大きな社会においても、この状況を変革できるよう、確かな実力を培っています。そのためにも女子大学は世界や社会、地域の状況にアンテナを高くはり、女性のニーズに応えられるよう、その他の教育機関と連携を図り、刷新し続けてまいります。
女子大学連盟総会の議長として本総会での活発な議論を以上の通り整理しご報告いたします。
2023年10月31日
津田塾大学学長 髙橋裕子
津田塾大学学長 髙橋裕子