少人数教育

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個性を重んじ、少人数教育を貫くこと。教師の情熱と学生の意欲が相乗効果となって表れる豊かな学びを実践すること。梅子が開校式で掲げたこの理念は、今も脈々と受け継がれています。津田塾大学の伝統であり、特徴ともいえる“一人ひとりに目の行き届く教育体制”によって確かな基礎学力と高度な専門性を身につけます。

アットホームな雰囲気

学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気の中で学習できるのは、少人数制ならではのメリットです。学生と教員、学生同士が互いに意見を交わすことで、テーマに対する理解を深めたり、新たな視点を得たりすることができます。

インタラクティブな授業

大きな教室での講義は受け身になりがちですが、少人数の授業は学生の発表や議論を中心として授業が進められることが多いので、主体性が身につきます。また、自分の考えを伝え、相手の意見を聞くなかで、表現力やコミュニケーション力も磨かれます。

個性と向き合った授業

興味や関心、習熟度は学生によってそれぞれ異なります。学生一人ひとりの個性に向き合って、その違いに応じて指導したり、質問や相談に丁寧に対応したりできるのは、少人数教育だからこそです。

自ら考え、発信する力を養う少人数セミナー

興味や関心を育む

専門用語や知識の習得と、大学での研究姿勢・方法を学ぶことを目的に、1年次のセミナーを全学科で必修科目としています。教員のきめ細やかな指導のもと、興味や関心を育み、学生の発表や議論を中心に授業が進められるので主体性が身につきます。

テーマを探り、資料やデータを収集

セミナーでは、自ら問題を発見して向き合い、考え、解決する力を養い、議論をとおしてコミュニケーション能力を磨きます。研究テーマが決まったら、図書館や教育研究施設を利用して関連図書や論文、文献を収集し、ときにはフィールドワークに出て調査を重ねます。

理解力を深め、発信力を養う

教員が議論のリードやフォローを行いながら学生が互いに意見を交わすことで、研究テー
マに関する理解を深め、新たな課題を発見していきます。さまざまな視点から自分の考えをまとめ、図表や映像など効果的な資料を用いて発表し、プレゼンテーション能力を身につけていきます。


教授に聞く「少人数教育」

学芸学部数学科教授 中屋敷 厚

より理解が深まる、少人数での学び

どんな学問、事柄においても本や資料を読み解くより、それを理解している人から直接教えてもらうほうが、早く確実に理解できます。それは、正確で詳細な記述が求められる本に対し、直接教えてもらう場合は、身近な例や絵を用いたりして、直感的な説明をしてもらえるからです。また、分からないところや疑問点をすぐ質問し、解決できる点も重要です。さらには、自分が学習したことを人に話すと、理解できていないところが明らかになったり、別の視点に気づいたりして理解が深まります。それも一緒に学んでいる人に話すと、相手が自分より理解していれば参考になるし、お互い分からない部分が同じなら多少の自信がもてます。このように、人の話を聞き、分からないところはすぐに質問し、他人へ話し聞かせることを実現できるのが、津田塾大学が創立以来行っている「少人数授業」です。

「講義」と「セミナー」で進める学び

大学には「講義」と「セミナー」という2つの授業スタイルがあり、多くの人が共通に修得すべき基本の知識は大人数の講義で学びます。それより一歩踏み込んだ学び、自分の興味にしたがって進める学習は、少人数で行うセミナーが有効でしょう。教員にとっても、専門分野について学生一人ひとりに合ったやり方で学生が納得するまで教えることができるのでやりがいがあります。
津田塾大学では全学科で1年次から少人数によるセミナーを設置しており、特に抽象的思考が求められる数学は少人数セミナーが効果的です。入学後の半年間は、教員がそれぞれテーマを設定し、学生はランダムに分かれて高校までとは違う数学の考え方、学び方、思考法に触れていきます。数学を学ぶことのおもしろさを実感し、人前で発表することに慣れるのが目的で、教員と学生が近い距離で対話を重ねながら、セミナーでの学び方を身につけます。2年次は、英語で書かれた数学の専門書を使いながら学習します。分からない点はすぐに質問できる環境でしっかり読みこなし、数学が国を越えた世界共通の学問であることを体感します。

段階を踏み、着実に学力を向上

3年次からは、興味のある専門分野を選択して学びを深めます。セミナーのメンバーは毎年変わり、議論を活発に行いながら交流を深めていくので、友人の輪も年を追うごとに広がっている印象を受けます。4年次にはセミナーの授業時間を倍に増やし、分野の最先端の部分に触れるくらいまで学びを進めていきます。少人数で段階を踏んで学んでいくので、教員も学生の個性が把握でき、相談を受けながら適した専門領域へと指導できます。また、学習内容についてセミナーで口頭説明を重ねていくことで、プレゼンテーション能力も向上していきます。
少人数による授業は、数学科だけでなく他学科でも効果的に取り入れられており、大学全体で学びを充実させる教育体制を整えています。セミナーによって教員と学生の距離も縮まり、学生は率先して質問に訪れ、進学や就職など進路について相談をすることもあります。

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