鈴木 貴久 准教授

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鈴木 貴久 先生 鈴木 貴久 先生

高校生へのメッセージ

現代社会が抱える課題は複雑であり、特定の学問や単一のアプローチだけでは解決が難しい状況になってきています。そのような課題の解決には、軸になる分野の専門性を深めつつも、総合的な視点から柔軟に取り組むことが必要になります。総合政策学科では自分の関心がある分野の勉強だけでなく、周辺領域に関する基礎的な能力も身に着けることができます。是非、幅広い考え方やスキルの獲得を目指してください。

私の研究

情報メディアやコミュニケーションメディアの利用が、人々の行動や心理などに及ぼす影響について研究しています。情報技術が発達した現代社会では、技術的に可能なことは爆発的に増加していることが実感できます。しかし、それらの技術を利用することは本当に望ましい帰結を生み出しているのでしょうか?また、そのような技術は社会が抱える課題の解決に適切に用いられているのでしょうか?このような問題に取り組むには客観的論拠に基づいた検証を行う必要があり、社会科学に基づいた理論と工学的な手法の組み合わせが有効になります。そこで、社会調査・実験・通信ログデータの分析などを組み合わせながら、以下のようなテーマに取り組んでいます。

1.評判情報の利用による信頼関係の構築
オークションなどのオンライン上のサービスでは信頼できる相手を見極めるために評判情報が用いられます。どのような評判情報であれば相手の信頼性を正確に表現できるのか、その情報を信じることで豊かな関係を構築できるのかについて探っています。

2.コミュニケーションログデータを用いた人間関係の分析
スマートフォンなどのコミュニケーションメディアは人々の関係性に対する影響力を持っています。日々の生活の中では、親しい間柄の相手との絆を強めることは不可欠ですが、一方でグローバル社会では狭い関係性の中だけで生活することは利益を逃すことにも繋がります。それぞれの効果を分析することで、より良いメディア利用方法について探っています。
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