成田 眞澄 教授

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成田 眞澄先生 成田 眞澄先生

高校生へのメッセージ

私の人生を振り返ってみると、津田塾大学に入学して出会った先生方、同級生、先輩、後輩の存在、そして大学生活で考え、学んだことの全てが現在の私の行動や教育・研究に向き合う姿勢につながっていることに気づきます。皆さんには、こうした出会いを総合政策学科で体験しながら、英語という言語を通して入手・分析できる情報を増やし、多面的で客観的なものの見方を鍛えていってもらいたいと思います。それが説得力のある自己表現や情報発信に活きてきます。

私の研究

私の研究テーマは、英語を外国語として学習している大学生の英語で書く力を高めるにはどうすればよいかを探ることです。具体的には、日本人大学生が書いた英文を、英語を母語とする大学生や同じアジア圏の英語学習者が書いた英文と比較分析し、言語的な特徴という観点から類似点や相違点を発見して、より効果的な英語ライティング指導法を考察しています。

この場合、分析対象とするのは、同一条件で収集された大量の英文ライティングです。これには電子化された英文ライティングを使用します。現在は様々な言語分析ツールを利用できますので、たとえば日本人大学生が書いた英文のなかで使用頻度の高い品詞や語句、一緒に使用されることの多い単語の並びを(連続して使用される場合もそうでない場合も含めて)容易に発見できます。もちろん、すべてをコンピュータによる分析に任せるわけではありません。人手による確認と緻密な分析も不可欠です。また、使用頻度といった定量的な側面だけでなく、どのような使われ方をしているのか、それは適切な使われ方なのか、といった定性的な側面も同時に分析する必要があります。

今、私が取り組んでいる研究は、英文を読んで内容をまとめるという、大学生活が進むにつれてより重要になってくる統合型(複数の英語スキルが関係する)英文ライティングの分析と指導法です。研究を通して、外国語である英語でのライティングに対するハードルを少しでも低くすることを目指しています。
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