木村 朗子 教授

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木村 朗子先生 木村 朗子先生

高校生へのメッセージ

学問は視野を広げ、より自由に、多角的に考えるための知です。知の大系のうち、文学などの人文科学(Humanities:ヒューマニティーズ)は、その名のとおり人間について考えるための学問です。よりよく生きるためにはどうしたらよいのか、考えるための素材を人文科学は提供してくれます。人間について考えることは、あらゆる学問の基礎であり、生涯にわたる問いでもあります。そんな骨太の知を大学時代にぜひ手に入れてください。 津田塾大学での『源氏物語』の講義がどのような感じか知りたい方は、『女子大で『源氏物語』を読む-古典を自由に読む方法』(青土社,2016年)をぜひ読んでみて下さい。

私の研究

『源氏物語』のような平安時代に女性が書いた宮廷物語をとおして、宮廷社会のセクシュアリティ構成を研究しています。また絵巻や仏像作品をとおして、女性の信仰について考えています。中世に生きた女性たちは、どのようなことを考え、どのように生きていたのでしょうか。そのことをジェンダー、セクシュアリティなどの女性学の見方をとおして現在と比べながら考えています。
また2011年3月の東日本大震災以降は、震災後文学についても考えています。現代文学、映画、芸術作品をとおして東日本大震災とは何だったのか、何がいま問われるべきかについて考えています。
『女子大で『源氏物語』を読む-古典を自由に読む方法』書影
『女子大で『源氏物語』を読む-古典を自由に読む方法』青土社(2016年)
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