菅 靖子 教授

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菅 靖子先生 菅 靖子先生

研究テーマ/授業名

近現代イギリス史の面白さを知ってもらうために、同時代のテキストや絵画、工芸、製品、写真などの一次資料との関わり方、読み解き方を学生たちに伝えています。

高校生へのメッセージ

いま、なぜ女子大を選ぶのか!?生涯の友に出会うこと、とても手厚い教育指導、キャンパスの美しさ、共学の環境よりもむしろ「ジェンダーフリー」な行動が可能であること、だからこそ伸び伸びとリーダーシップが発揮できること・・・たくさんの理由があります。4年間このアットホームな環境の中で育った人生の「姉」たちが、社会でそれぞれの道を切り開き、突き進んでいます。皆さんも、ぜひ参加してください!

私の研究

私の主要研究領域は、近現代イギリス史、デザイン史です。「デザイン史」の博士号を出している(当時?)唯一の大学院大学であるイギリスのロイヤル・カレッジ・オヴ・アートへ留学をしました。なので、自分をdesign historianと呼んでいます。
研究領域は大まかに3つに分けられます。ひとつ目は、イギリスのデザイン史です。卒論をウィリアム・モリス、修論をアーツ・アンド・クラフツ運動、博論をモダニズムで書いたので、19~20世紀を網羅しています。二つ目は、日英交流のデザイン史です。海外で流行した日本趣味(ジャポニスム)が生み出した製品の複雑な性質を検証したりしています。三つ目はアジアのデザイン史です。これはジャポニスムを日本側から見ているうちに、日本独自のジェンダーとデザインの問題に気づき、日本とアジアにおけるデザイン運動にたいする関心へと広がったからです。
最近気になっているのは、かつてモリスが考えた、工芸活動の「喜び」から最も離れたところでは、どのように工芸やデザインが生産、消費されているのか、ということです。そこで、その一つの事例として、刑務所における工芸制作活動や矯正展の役割に注目し、その歴史を調べています。
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