青柳 龍也 教授

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青柳 龍也 教授 青柳 龍也 教授

高校生へのメッセージ

高校生のみなさんは毎日スマホを使っているのではないでしょうか。そんな時にふと「このスマホはどういう仕組みで動いているのかな?」と思ったことはありませんか。あるいは、「このアプリをこう変えたい」、「こんなアプリを作りたいな」と思ったことはありませんか。
スマホは道具に過ぎません。使えさえすれば、それ以上、あれこれ考える必要はないはずです。でも、知的好奇心からスマホの仕組みが気になったり、創造力から新しいアプリの可能性を見出したりしたなら、そんなあなたにとって、情報科学はとても楽しい学問分野になると思います。

私の研究

大学院生や卒論生のみなさんと一緒に、情報通信技術(ICT)を教育や音楽の分野に応用する研究をしています。ICTの中でも最近はモバイルコンピューティング、クラウドコンピューティング、機械学習に注目し、それらの技術を組み合わせた応用を考えています。

教育の分野では、学習に関するさまざまな行動の履歴を記録し、それを学習に役立てることを考えています。例えば、英語学習であれば、どの英文を読んだか、その中でどの単語を辞書で調べたかなどを自動的に記録しておきます。そうすれば、次にその単語に出会った時に、その記録を自動的に検索することで、過去に読んだどの英文のどこで出会ったかを提示できます。このように、単語との出会いを文脈(読んだ英文)と一緒に再生することで、単語との出会いの効果を高めることができます。学習行動を自動的に記録し、適切に再生することはICT抜きには実現できません。

音楽の分野では、主に機械学習の技術を応用できないかということを考えています。機械学習の技術を使って、楽曲の音響的特徴量から楽曲のさまざまな属性(印象、ジャンル、年代など)を推定できないかと考えています。また、最近は、機械学習の中でも、多層のニューラルネットを使ったディープラーニングの技術の進展が著しいので、その技術を音楽の認識や生成に使うことを試しています。

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