来住 伸子 教授

  1. HOME
  2. 学部・大学院
  3. 来住 伸子 教授
来住 伸子 教授 来住 伸子 教授

研究テーマ/授業名

[主な担当授業:プログラミングI,情報科指導法] 英語学習、プログラミング教育などのためのデータ解析、教材作成支援

高校生へのメッセージ

情報学または情報科学という分野を高校で知る機会はまだまだ少ないと思いますが、コンピュータやネットを使った仕事をしたい人に、ぜひ学んでほしい分野です。どんな仕事につくかまだ決めてないが、とりあえず就職に役立ちそうなことを学びたいという人にも、大学で学ぶ分野としてお勧めです。

私の研究

現在、大規模データ解析技術を教育分野で活用するための研究を行っています。まず、英語教育分野での活用方法として、Wikipedia や電子書籍の英文テキストデータを解析し、学習者に適した用例を抽出する技術について研究しています。この研究は、将来、学習者一人一人の興味、目的、知識に合わせた、オーダーメードの教材を自動生成することを目指しています。また、初心者のプログラミング教育におけるデータ解析技術の応用にも取り組んでいます。数年前から、社会貢献の一環として、教育用プログラミング言語 Scratch を使った初心者向けワークショップを実施しています。その経験を通じて、初心者が作成したプログラムを大量に解析すれば、優秀な教師が把握すべき、生徒の学習過程を、だれにでも分かりやすく示せるのではないかと思っています。将来は、データ解析から得られた生徒の学習過程のモデルを、プログラミングをだれにでも学べる技術とする方法に発展させられる、と考えています。現在、大規模データ解析技術は、ビジネスや工学分野で広く使われ始めていますが、教育をはじめ、十分には利用されていない多くの分野が残されており、これからも大きく発展する技術です。

Copyright©2019 Tsuda University.
All rights reserved.