2025年度「津田梅子賞」受賞者
本学創立110周年を記念し創設した「津田梅子賞」は、今年で15回目を迎え、 全国からご推薦をいただきました。
選考の結果、今年度の受賞者は次の方に決定いたしました。


今野 由梨 氏 (ダイヤル・サービス株式会社 代表取締役社長)
受賞者紹介
1936年三重県桑名市生まれ。1959年に津田塾大学英文学科を卒業後、女性であることを理由に就職ができずアルバイトで生計を立てたことで、「10年後にニュー・ビジネスを興す。会社を設立する。」と決意。
1964年、NY万国博覧会(日本館)のコンパニオンで日本初の女性広報委員となる。1965年、欧州の電話秘書サービス(TAS)と電話情報サービス機関SVP(シル・ヴ・プレ社)を視察する。
1967年に帰国し、1969年、6名の女性とともにダイヤル・サービス株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。日本初の電話秘書サービス(TAS:Telephone Answering Service)を開始。
赤ちゃん110番(1971年)、子ども110番(1979年)、熟年110番(1981年)、ヤング・トーク・トーク・テレホン(1981年)、健康相談(1987年)、アメリカ生活110番(1988年)、ボランティア・アクティビティ・ホットライン(1993年)、セクハラ・ホットライン(1999年)、メンタルヘルス・ホットライン(2009年)、認知症TESTER(2014年)、生きるんダイヤル(2021年)など、時代のニーズに応える多数の電話相談サービスを展開し、育児、いじめ、健康相談、メンタルヘルス、ハラスメント、企業倫理といった多岐にわたるビジネスを展開。
また、今野氏は「ベンチャーの母」として、「国境なきお母さん」として、若手起業家への支援も積極的に行い、中国・韓国などのアジアのリーダーからも慕われている。内閣府、郵政省、通商産業省、文部省などの審議委員も歴任し、公的にも女性活躍機会増進のため尽力してきた。
上記のような今野氏の活躍は、変革を担う女性として、時代とともに形を変え、社会のニーズに即しながら女性活躍を後押しするものであり、後進の支援活動に情熱を傾けた津田梅子がめざしていた次世代の育成に共鳴する部分があり、本賞受賞に値すると考える。
1964年、NY万国博覧会(日本館)のコンパニオンで日本初の女性広報委員となる。1965年、欧州の電話秘書サービス(TAS)と電話情報サービス機関SVP(シル・ヴ・プレ社)を視察する。
1967年に帰国し、1969年、6名の女性とともにダイヤル・サービス株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。日本初の電話秘書サービス(TAS:Telephone Answering Service)を開始。
赤ちゃん110番(1971年)、子ども110番(1979年)、熟年110番(1981年)、ヤング・トーク・トーク・テレホン(1981年)、健康相談(1987年)、アメリカ生活110番(1988年)、ボランティア・アクティビティ・ホットライン(1993年)、セクハラ・ホットライン(1999年)、メンタルヘルス・ホットライン(2009年)、認知症TESTER(2014年)、生きるんダイヤル(2021年)など、時代のニーズに応える多数の電話相談サービスを展開し、育児、いじめ、健康相談、メンタルヘルス、ハラスメント、企業倫理といった多岐にわたるビジネスを展開。
また、今野氏は「ベンチャーの母」として、「国境なきお母さん」として、若手起業家への支援も積極的に行い、中国・韓国などのアジアのリーダーからも慕われている。内閣府、郵政省、通商産業省、文部省などの審議委員も歴任し、公的にも女性活躍機会増進のため尽力してきた。
上記のような今野氏の活躍は、変革を担う女性として、時代とともに形を変え、社会のニーズに即しながら女性活躍を後押しするものであり、後進の支援活動に情熱を傾けた津田梅子がめざしていた次世代の育成に共鳴する部分があり、本賞受賞に値すると考える。