2016年度「津田梅子賞」受賞者

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黒﨑 伸子氏
(国境なき医師団日本 前会長、監事)

このたび、名誉ある津田梅子賞を頂き、光栄であるとともに、身の引き締まる思いです。津田塾大学への憧れもありましたが、医学の道に進み、女性外科医として男性に負けまいと必死の時期も過ごしました。「あなたを待っている人たちがいます」の言葉に誘われ、国境なき医師団で紛争地などで働いて、医の原点に触れ、常に世界の片隅に思いを馳せながら生きています。これからも、顧みられない人々や状況のために力を尽くしたいと思います。

経歴

1957年生まれ、長崎県出身。
1981年長崎大学医学部卒業。
1981年より東京女子医大一般外科、翌1982年より聖隷浜松病院外科で研修。
1983年より長崎大学医学部付属病院第一外科、国立小児病院外科などで小児外科医として勤務。独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター小児外科医長・外科医長を経て、現在は黒﨑医院院長。

2001年より国境なき医師団(MSF)の医療援助活動に参加し、スリランカ(3回)、ヨルダン、インドネシア(2回)、リベリア、ナイジェリア、ソマリア、シリア、および東日本大震災被災地に計11回派遣され、外科医として活動に従事。 2005年3月から2006年6月および、2009年3月から2010年3月までMSF日本副会長、2010年3月から2015年3月までMSF日本会長を務め、現在はMSF日本監事。

2016年度津田梅子賞贈賞式

2016年10月9日(日)、津田梅子記念会&ホームカミングデーの中で津田梅子賞の贈賞式が行われました。
受賞者・黒﨑伸子氏によるスピーチ
髙橋裕子学長と黒﨑氏(左から2人目)
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