連携事例

  1. HOME
  2. 大学案内
  3. 連携事例 渋谷区内小中学校における英語教育への支援

渋谷区内小中学校における英語教育への支援

担当教員

田近裕子

連携メンバー

  • 渋谷区
  • 渋谷区教育委員会
  • ISA(国際教育関係の企業)
  • みずほ銀行渋谷支店(ISAの取引銀行)

活動地域

渋谷区

活動期間

2018年7月~

連携に至る経緯

渋谷区と民間企業や大学等の持つ技術やノウハウを活用し、協働して地域社会の課題解決を図るための包括連携協定である「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」(S-SAP協定、2017年9月8日締結)の一環としての活動として発足。

活動の目的

渋谷区の教育の国際化推進のため、区内の小中学校における英語教育への支援を地域の立場から探り、渋谷区の特性を生かした企画を実践する。

活動内容

2018年7月23日に初回の会合を開き、その後ワークショップ形式の会合を8月27日、10月4日におこなった。さらに、テレビ会議をその間に数回実施した。10月4日までに議論したことは、渋谷区の小学校英語の支援を通常のカリキュラムを補う形で、民間と銀行と大学が共同でおこなっていきたいという事であった。そこで、まず現状把握のため10月17日に渋谷区立代々木山谷小学校の、11月7日には渋谷区立原宿外苑中学校の英語授業を見学し、教員研修会に参加して現況に関する情報を共有することとした。そのうえで、今後の渋谷区における小中学校の英語の取り組みへのヒントを得て、11月26日に渋谷区経営企画部に報告した。

津田塾大学らしさのポイント

  • 津田塾大学建学の精神である英語教育向上に貢献している点。

活動の成果

小学校における英語教育について、教員研修会から得られた原簿の声は、今後の取り組みのための大切な指針となると考えられる。以下、代々木山谷小学校での教員研修会のまとめである。
  • すでに英語キャンプなど渋谷区で実施しているが、費用が高額なためほんの一部の子しか参加できていない。あまり費用のかからない、参加しやすいプログラムがいい。
  • まず教員向けに英語の指導方法についての研修を行ってほしい。お茶しながら気軽に授業で使える英語の表現(誉め言葉や注意の表現など)などを学べる機会がほしい。
  • 教員と生徒が一緒に授業期間外に学外での活動に参加するのは難しい。教員が忙しいため、外部の活動に生徒を引率するのは難しい。津田の学生が小学校に来て、英語サークルや英語劇の活動を生徒と一緒にやるという形がいいのでは。
  • 英語劇を学校行事としてやるのがいいのでは。ただ先生によって英語指導の能力や英語教育への関心にばらつきがあるから、学校全体で行うのは難しい場合もある。

今後の課題・目標

今後、さらに学校訪問を重ね、地域の小学校英語教育を発展させる方向性を見いだし、具体的支援の策定やその実践が出来れば良いと思う。

教員よりひとこと

教育現場に伺ってみると、津田塾大学の学生によるさまざまな形の英語支援が期待されていることが分かる。ちょうど、小平キャンパスの学生が近隣の小平市立小中学校でさまざまな貢献を長きに亘って行ってきているように、千駄ケ谷キャンパスからも渋谷区およびその近隣地域の小中学校英語への支援が始まりさらに定着すると良いと思う。(田近裕子)

Copyright©2019 Tsuda University.
All rights reserved.