連携事例

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津田塾大学・住田町連携プロジェクト-大学生目線で考える地域の魅力-

担当教員

森川美絵

連携メンバー

岩手県住田町

活動地域

  • 岩手県住田町
  • 気仙地域(住田町、大船渡市、陸前高田市の2市町からなる地域)

活動期間

2018年2月〜

連携に至る経緯

津田塾大学と岩手県住田町との間の包括連携協定(2018年2月締結)の一環としての活動。

活動の目的

  • 日本の地方創生・地域ケアの活動やその課題について、連携協定先の地域に実地に赴き、体験的に理解する。
  • 現地での経験や情報収集を元に、課題分析や課題解決策の検討を行い、町・地域に提言したり、現地関係者と協働で解決策に関わる取り組みを実行したりして、当該地域の地方創生・地域ケアに協力する。

活動内容

  • 津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス祭にて、町がブースを設置し、木製家具や木製品を出品した。
  • 2018年8月1日~4日にかけて、担当教員と学生8名(学芸学部1名、総合政策学部7名)が訪問した。地元の高校生や高齢者、社団法人などと交流し、地域課題をともに考えた。同時に、進学を希望する地元高校生に受験や大学生活について相談会を行った。
  • 2019年2月に現地に担当教員と学生7名(学芸学部1名、総合政策学部6名)が再度訪問し、報告会を行い、地方の抱える課題の現状分析と今後の取り組みについて提言した。
  • 上記報告会終了後、回収したアンケートをもとに参加者のデータ分析(年代、性別、職業、居住地、有意義割合)を行った。

津田塾大学らしさのポイント

「変革を担う女性」の育成という津田塾大学のミッションに対応し、現地との交流にとどまらず、地域社会の課題を把握し、地方創生に向けた提言まで明確に打ち出す活動となっている点。

活動の成果

  • 2018年度活動報告書を作成(2019年4月完成、下記リンク参照)、連携先自治体(住田町)と大学で共有する。
  • 連携協定について、東海新報社による取材を受けた。https://tohkaishimpo.com/2018/02/20/194787/
  • 2018年夏に学生が住田町を訪問・調査した際、東海新報社による取材を受けた。https://tohkaishimpo.com/2018/08/03/215516/
  • 上記の他、住田町、東海新報社、津田塾大学総合政策学部FacebookなどSNSにおいて活動が紹介された。

今後の課題・目標

  • 2019年度も現地訪問と現地報告会を実施する。検討テーマや訪問の内容は、2018年度に学生が提言した「地方創生の処方箋」の内容を継続発展させる方向で検討する。詳細は、現地の自治体や受け入れ団体と一緒に考えていく。
  • 活動やその予算に関する枠組みを自治体・大学の双方で更に整えながら、持続可能な連携活動の基盤を強化する。
  • 長期的な連携活動の成果として、地方の課題・地方創生にコミットする人材を、大学、連携先の地域、それぞれから輩出する。

現場の声

  • 報告会では町長、副町長、教育委員長、町議員、一般の参加者などが熱心に報告に耳を傾け、是非、今後も是非継続して一緒にプロジェクトを進めたいとのコメントをいただいた。
  • 「住民同士のつながりの強さを改めて感じた。都市部で暮らす人たちが、何らかの縁で住田を知った時に、そのつながりを風化させずに継続・発展できるためには何ができるかを、今後も考えたい。」増田珠美(総合政策学部2年・東海新報2018年8月3日記事より)
  • 「(住田町と同じ山間に位置する大分県日田市出身で)将来は地元に戻って盛りあげたいという漠然とした思いがあった。今後も地方創生をテーマにしたフィールドワークなどを積極的に行っていきたい。」森崎瑞季(学芸学部英文学科2年・東海新報2019年2月17日記事より)

教員よりひとこと

学生たちは、魅力あふれる住田町という地域の人・まち・自然・活動に実地に触れ、現地での交流を楽しみつつ、東京にいる大学生として地方に何ができるのかを真面目に考えていました。これからも、住田町との連携活動を、持続的かつ発展的に進めたいと思っています。(森川美絵)

報告書

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