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小平市立小平第四小学校との外国語活動連携プロジェクト(通称PET-Project in English with Tsuda)

担当教員

吉田真理子

連携メンバー

小平市立小平第四小学校

活動地域

東京都小平市

活動期間

2018年10月〜

連携に至る経緯

外国語活動が小学校高学年で必修化されるよりも前(2006年~)から、小平四小の「総合的な学習の時間」や「放課後子ども教室」にて、外国語活動を試みたいという小学校側の意向を受けて、大学としてサポートしてきた経緯がある。また、教員が四小の学校経営協議会委員として学習支援プロジェクトに関わってきた経緯もある。そして、Tokyo Global Gatewayがオープンしたことを受け、近隣に位置する大学として、TGGに代わるものを小学校と連携してできないだろうか、という双方の話し合いから、本プロジェクトが誕生した。

活動の目的

  • 小学校高学年の子どもたちが英語でコミュニケーションをする機会を増やし、子どもたちの英語という言語、文化への理解と関心、積極的にコミュニケーションをとろうとする意欲を高めること
  • 小学生の英語の学びをサポートすることで、学生が自身の英語学習を振り返り、生涯へとつながる英語の学びを考えていく機会となること

活動内容

英語の授業の一環としてのロールプレイ、早朝の英語絵本モジュール(5年、6年)、小学6年全員で津田塾大学小平キャンパスを訪問・英語でキャンパスツアー。

津田塾大学らしさのポイント

  • 津田塾大学の地元地域(小平市)での活動である点
  • 英語教育が主軸となっている点
英語絵本モジュール 早朝から小学校に集まってストーリーテリング準備(2019年1月)
英語絵本モジュール 5年生に向けて(2018年10月)
ロールプレイ 「世界のレストラン」本番—5年生たちが国の料理を並べてお店を出す(2019年2月)
ロールプレイ「世界のレストラン」本番で、5年生一人ひとりが世界のレストランをめぐり、料理を英語で買い求めてランチョンマットに並べたところ(2019年2月)

活動の成果

  • 「もっと英語をがんばりたいと思った」などの子どもたちから学生たちに向けての記述によるフィードバック
  • 連携メンバー(5年担任および英語担当コーディネーター)の声≫下記「現場の声」参照

今後の課題・目標

今年度の外国語活動授業支援を振り返り、次年度さらに双方向的な活動を提供していくこと。

現場の声

学生:「実習をとおして、教育は理論だけでは成り立たないことをあらためて気づかされた」「小学生との交流から、初心を忘れずに自分も英語学習に邁進していきたいと強く思った」

子どもたち:「津田の学生さんとの外国語が楽しかった」「本格的に英語を使って色々できて、英語がうまくなった気がした」「英語がしゃべれるようになったのは学生さんたちのおかげ」「この体験をこれからの英語に生かしたい」「外国に行ったときにこの経験を生かしていきたい」

連携メンバー:
〔外国語活動授業支援について連携先として〕
これまで本校では、様々な形で津田塾大学の学生さんに授業支援に参加して頂いてきました。その中で昨年度から今年度にかけて取り組んだプロジェクトは、小学校側、大学側の双方にとっての良い面を繋ぎ合わせて取り組むことができたように思います。特にこれまでの取り組みから、授業案の立案に関して大学側のアイデアだけにお任せしてしまうと、小学校側の児童の実態や外国語活動の教科指導における大切なポイントまでは反映されず、実際に授業をしてみた時に教師や児童と大学側とにズレが生じていたことがありました。外国語教育に関して四苦八苦している小学校にとって、大学と連携して授業ができるというメリットを生かしきれていない実態があったように思います。
しかし、昨年度からは大学側と小学校側と一緒に学習指導案の立案を行うことで、学生の柔軟なアイデアが、より児童の実態に合うように改良して取り入れることができたり、互いの思いや考えを反映させることができたり、より良い指導案作成が可能となりました。更に語学が堪能な学生が、児童にとって身近なロールモデルともなり、児童の外国語への学びの意欲を高めることへ繋がると考えています。

教員よりひとこと

行事の多い小学校との連携は、学生を含めた小学校側との打ち合わせ、実習に入るまえの準備と練習など、スケジュール管理においても大変なことが多いですが、実際に実習が始まって子どもたちが生き生きと取り組む姿や子どもたちも学生たちも変化し成長していく姿を目の当りにすることで、教員としても学ばせていただくことが多いです。長年築かれてきた信頼関係あってこその連携プロジェクトですが、子どもたち一人ひとりがプロジェクトに参加することで将来にわたり英語に親しんでいくきっかけとなるよう、今後も努めていきたいと思います。
(吉田真理子)

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