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小平市立小平第十二小学校の「放課後子ども英語教室」支援プログラム Hello, English!

担当教員

吉田真理子

連携メンバー

小平市立小平第十二小学校

活動地域

東京都小平市

活動期間

2018年9月~2019年2月

連携に至る経緯

他校から、津田塾大学の近隣小学校における外国語活動支援を十二小にご紹介いただいたご縁で、十二小の放課後子ども教室における外国語(英語)活動を開発する試みから始まり、現在の連携プロジェクトに至った。

活動の目的

  • 授業という枠を越えて、小学生への外国語活動サポートを行うこと。
  • 子どもたちに外国語の活動をとおして表現すること、学年を越えて協力していくこと、考え創造していくことの楽しさに気づいてもらうこと。
  • 大学生が自らの英語教育を振り返り、将来にわたる学びへとつなげていくこと。

活動内容

放課後子ども英語教室Hello, English!において、英語絵本の読み聞かせから始まり、最後は子どもたち自身で英語でのストーリーテリングをパフォーマンスとして観客に見せる発表をゴールとして、およそ10時間を使い、本学文学研究科博士後期課程に在籍する大学院生および学習ボランティアとして自主的に参加している学部生たちとともに、行っている。
対象学年は小学1年〜6年まで。小学1年〜3年まで〔活動日-水曜〕はおよそ40名が参加しており、小学4年〜6年まで〔活動日-金曜〕およそ20名が参加している。

津田塾大学らしさのポイント

  • 津田塾大学の地元地域(小平市)での活動である点
  • 初等英語教育に関心の高い学部生と初等英語教育を研究している大学院生が関わる活動である点
  • 小学校の「放課後子ども教室」で、英語でのストーリーテリングとパフォーマンスという活動を取り入れている点
  • 子どもたちにとって、学年を越えて協働的に取り組む活動となっている点
低学年による発表
4年生~6年生の発表

活動の成果

(放課後子ども教室コーディネーターからのコメント参照)

今後の課題・目標

  • 次年度も同様の活動を継続すること。
  • 放課後子ども教室において、英語の絵本やstory bookを用いた活動を、小学校1年生~6年生まで系統だったものとしていくこと。

現場の声

【十二小放課後子ども教室コーディネーターより】
十二小の放課後子ども英語教室「ハローイングリッシュ (Hello, English!)」の講座では、吉田真理子教授率いられる大学院生、学生の皆さんが子ども達に英語を教えてくださっています。
今は小学校でも英語を学ぶ時代になりました。 「ハローイングリッシュ」では英語の絵本を題材に、劇を演じ、小道具も作り、発表をします。これは小学生にとって、英語に触れる貴重な経験のひとつになっていると思います。それだけでなく、ふだんはあまり関わることのない大学の先生や大学生の方と触れあえる経験でもあります。
元気一杯の子ども達に先生も学生の皆さんも、大変なご苦労をされながら、本当に広い心で接してくださっています。緊張していたり、ふざけたりする様子に、はらはらしながら見守っていますが、皆帰りはいつも笑顔です。
本当にありがとうございます。これからもこの地域の子ども達に、素敵な経験をさせていただけますよう、よろしくお願いいたします。
【ボランティアとして参加した学生たちの声】
*子どもたちの吸収力が素晴らしい。
*子どもたちが英語を読みたい、話したいという意欲をもっていることを感じた。
*最初は大きな声を出すことを恥ずかしがっていた子も、声がけをしたり、他の子どもたちの活動を見ることによって徐々に大きな声が出せるようになった。
*この活動をとおして、発音がいかに大切かわかりました。
*小学生に英語を教えるにあたって恥ずかしくないように、英語学習に対する自分の意欲が高まったと感じています。

教員よりひとこと

教育とは近視眼的に語れるものではありません。子どもたち一人ひとりが未来を切り拓いていくきっかけとなる放課後子ども英語教室の活動をめざしていきたいと思います。(吉田真理子)
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