2019/6/15

英語英文学科 翻訳通訳プログラム主催 公開講演会のお知らせ

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世界を知る:歴史の中のパレスチナ難民とパレスチナ問題 ~シャティーラ難民キャンプ70年の取材から~

講師

川上 泰徳氏(ジャーナリスト、元朝日新聞編集委員、中東特派員)

1956年長崎県生まれ。中東ジャーナリスト。元朝日新聞記者。大阪外国語大学アラビア語卒。
カイロ大学歴史学科留学後、81年、朝日新聞社入社。エルサレム特派員、中東アフリカ総局長や編集委員兼論説委員を歴任。カイロ、エルサレム、バグダッドなどに駐在し、パレスチナ問題、イラク戦争、「アラブの春」などを取材。中東報道で2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。退社後、中東に拠点にしつつフリーランスのジャーナリストとして活動。中東情勢についてニューズウィーク、WEBRONZ、月刊「journalism」など各媒体に原稿執筆。
主な著書に『「イスラム国」はテロの元凶ではない』(2016年、集英社新書)『中東の現場を歩く』(2015年、合同出版)、『イスラムを生きる人びと』(2013年、岩波書店)、共著『21世紀、大転換期の国際社会』(2019年、法律文化社)など。

講演内容

川上泰徳 氏は、1982年の「サブラ・シャティーラの虐殺」で歴史に名を残すレバノン・ベイルートのパレスチナ難民キャンプ「シャティーラ」を2015年~2018年までのべ6カ月にわたり現地取材をし、150人以上の難民たちのインタビューを重ねられました。その成果として2019年4月に出版されたのが『シャティーラの記憶~パレスチナ難民キャンプの70年』(岩波書店)です。この講演では、取材を通して見えてきたパレスチナ難民の証言から、「20世紀最大の負の遺産」と称されるパレスチナ問題について、その人間経験の実像を考察します。パレスチナ難民の世代を超えた経験を描くことで、パレスチナ問題を超えた「人間の歴史」として読み解きます。

日時・場所・費用

  • 日時:2019年6月15日(土)13:00~14:30
  • 場所:津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス 3階 広瀬記念ホール(SA305) Google Map
  • 費用:無料

申し込み方法

要事前申し込み。以下のフォームよりお申し込みください。
申込期限:2019年6月12日(水)まで

お問合わせ

津田塾大学 学芸学部事務室 英語英文学科

住所:
〒187-8577 東京都小平市津田町2-1-1
メールアドレス:
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